紫外可視吸光度測定法で用いるセルの材質 90回問25の5
90回薬剤師国家試験 問25の5
紫外可視吸光度測定法に関する記述の正誤を判定してみよう。
5 紫外部の吸収測定には、ガラス製のセルを用いる。
90回薬剤師国家試験 問25の5 解答解説
5 × 紫外部の吸収測定には、ガラス製のセルを用いる。
→ 〇 紫外部の吸収測定には、石英製のセルを用いる。
紫外可視吸光度測定法では、
波長200nmから800nmまでの範囲の光(紫外部:200〜380nm,可視部:380〜800nm)を用いる。
セルの材質は石英、ガラス、プラスチックである。
石英製のセルは紫外部の吸収が少ないため、紫外部から可視部の全ての波長領域の吸収測定に用いられる。
一方、ガラス製やプラスチック製のセルは紫外部の吸収が多いため紫外部の吸収測定には用いられず、
可視部の吸収測定にのみ用いられる。