90回薬剤師国家試験問25 紫外可視吸光度測定法に関する記述

90回薬剤師国家試験 問25
紫外可視吸光度測定法に関する記述のうち、正しいものはどれか。

 

1 通例、200nmから600nmまでの範囲の光が物質により吸収される程度を測定する。
2 吸光度は透過度の逆数の常用対数と定義される。
3 測定には、モノクロメーターを用いる光電光度計または光学フィルターを用いる分光光度計を使用する。
4 紫外部か可視部かを問わず、光源には重水素放電管が用いられる。
5 紫外部の吸収測定には、ガラス製のセルを用いる。

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90回薬剤師国家試験 問25 解答解説

 

◆ 1,4について
1 × 通例、200 nmから600 nmまでの範囲の光が物質により吸収される程度を測定する。
→ 〇 通例、200 nmから800 nmまでの範囲の光が物質により吸収される程度を測定する。

 

4 × 紫外部か可視部かを問わず、光源には重水素放電管が用いられる。
→ 〇 紫外部測定(200〜380nm)には重水素放電管が、
可視部測定(380〜800nm)にはタングステンランプ,ハロゲンタングステンランプが用いられる。

 

光源については下記のリンク先を参照
紫外可視吸光度測定法の光源 他の測定法についても 92回問33a

 

 

◆ 2について
2 〇 吸光度は透過度の逆数の常用対数と定義される。

 

下記のリンク先を参照
吸光度とは 96回問33c

 

 

◆ 3について
3 × 測定には、モノクロメーターを用いる光電光度計または光学フィルターを用いる分光光度計を使用する。
→ 〇 測定には、モノクロメーターを用いる分光光度計または光学フィルターを用いる光電光度計を使用する。

 

 

◆ 5について
5 × 紫外部の吸収測定には、ガラス製のセルを用いる。
→ 〇 紫外部の吸収測定には、石英製のセルを用いる。

 

詳細は下記のリンク先を参照
紫外可視吸光度測定法で用いるセル 90回問25の5

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