86回薬剤師国家試験問26 紫外可視分光法に関する記述の正誤

86回薬剤師国家試験 問26
紫外可視分光法に関する記述の正誤について、正しいものはどれか。

 

a 光源として、紫外部測定には重水素放電管、可視部測定にはタングステンランプ又はハロゲンタングステンランプを用いる。
b 波長領域にかかわらず、測定には石英製セルを使用しなければならない。
c 吸収スペクトルの縦軸(吸光度)は電子遷移が起こるエネルギーの大きさ、横軸(波長)はその遷移が起こる確率を示す。
d 吸収スペクトルが幅広い吸収帯となるのは、分子の電子エネルギー変化に加え、振動エネルギーと回転エネルギーの変化も反映されるからである。
e 光路長を1cm、濃度を1 w/v %の溶液に換算したときの吸光度を比吸光度という。

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86回薬剤師国家試験 問26 解答解説

 

◆ aについて
a 〇 光源として、紫外部測定には重水素放電管、可視部測定にはタングステンランプ又はハロゲンタングステンランプを用いる。

 

下記のリンク先を参照
紫外可視吸光度測定法の光源 92回問33a

 

 

◆ bについて
b × 波長領域にかかわらず、測定には石英製セルを使用しなければならない。

 

ガラスやプラスチックは紫外線の吸収が大きいため、
紫外部領域の測定を行う場合は石英製のセルを使用しなければならない。

 

しかし、可視部領域だけの測定では、
石英製のセルの他、ガラス製やプラスチック製のセルも使用できる。

 

下記のリンク先を参照
紫外可視吸光度測定法で用いるセルの材質 90回問25の5

 

 

◆ cについて
c × 吸収スペクトルの縦軸(吸光度)は電子遷移が起こるエネルギーの大きさ、横軸(波長)はその遷移が起こる確率を示す。

 

→ 〇 吸収スペクトルの縦軸(吸光度)は電子遷移が起こる確率を示し、横軸(波長)はその遷移が起こるエネルギーの大きさを示す。

 

下記のリンク先を参照
紫外可視吸収と電子遷移 95回問34c

 

 

◆ dについて
d 〇 吸収スペクトルが幅広い吸収帯となるのは、分子の電子エネルギー変化に加え、振動エネルギーと回転エネルギーの変化も反映されるからである。

 

 

◆ eについて
e 〇 光路長を1 cm、濃度を1 w/v %の溶液に換算したときの吸光度を比吸光度という。

 

下記のリンク先を参照
モル吸光係数,比吸光度とは 96回問33d

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