IUPAC命名法 官能基の優先順位 100回薬剤師国家試験問10
第100回薬剤師国家試験 問10
IUPAC の置換命名法において、次の5つの官能基を優先順位の高い順に並べなさい。
1 ケトン(CO) 2 アルコール(OH) 3 エステル(COOR)
4 アミン(NH2) 5 チオール(SH)
第100回薬剤師国家試験 問10 解答解説
正解は、優先順位の高い順から、
3 エステル(COOR) →
1 ケトン(−C(=O)−) →
2 アルコール(OH) →
5 チオール(SH) →
4 アミン(NH2)
IUPAC の置換命名法による化合物の名称は、接頭語+母核+接尾語 というように3つの要素から成る。
命名において、まず、化合物中で最も優先準位の高い官能基を見つけ、それを「主基」とする。
主基は置換命名法において接尾語で表す。
主基以外の置換基は接頭語で表す。
置換命名法においては、化合物中に官能基が複数ある場合を想定し、その場合にどれを主基とするのか、下記の表のように官能基に優先順位が付けられている。
★参考外部サイトリンク
命名法(猫でもわかる有機化学さん)
★他サイトさんの解説へのリンク
第100回問10(e-RECさん)