タンパク質溶液の等電点pHでの粘度 102回薬剤師国家試験問173の3

102回薬剤師国家試験 問173の3
高分子水溶液に関する記述の正誤を判定してみよう。

 

3 等電点付近のpH 領域において、タンパク質は分子が広がった状態となるため、溶液の粘度が高くなる。

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102回薬剤師国家試験 問173の3 解答解説

 

3 × 等電点付近のpH 領域において、タンパク質は分子が広がった状態となるため、溶液の粘度が高くなる。
→ ○ 等電点付近のpH 領域において、タンパク質は縮こまった状態となるため、溶液の粘度が低くなる。

 

等電点とは、分子全体の電荷が±0となり、分子が見かけ上電荷を持たなくなるpHのことである。
等電点付近のpH 領域において、タンパク質は凝集して分子の広がりが最も小さくなるため、溶液の粘度が小さくなる。

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