EMIT法の原理 104回薬剤師国家試験問197の4

104回薬剤師国家試験 問197の4
免疫測定法に関する記述の正誤を判定してみよう。

 

4 enzyme multiplied immunoassay technique(EMIT)法では、抗原−抗体複合体が酵素と結合すると酵素の活性が変化することを利用する。

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104回薬剤師国家試験 問197の4 解答解説

 

4 × EMIT法では、抗原−抗体複合体が酵素と結合すると酵素の活性が変化することを利用する。

 

EMIT法は、
競合法で、かつ、B/F分離が不要な均一系イムノアッセイである。

 

enzyme multiplied immunoassay technique(EMIT)法では、
酵素で標識した抗原に抗体が結合すると酵素の活性が変化(活性が上昇または低下)することを利用する。

 

酵素で標識した抗原に抗体が結合すると
酵素活性が低下する場合を例に説明する。

 

遊離の抗原(非標識抗原)が添加され、
それらが酵素標識抗原に競合して抗体と結合すると、
抗体が結合していない遊離の酵素標識抗原が多くなり、
標識酵素の活性が上昇するので、
酵素反応の生成物が増えることになる。

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