93回薬剤師国家試験問34 抗体の特異性と交差反応性

93回薬剤師国家試験 問34a
イムノアッセイに関する記述の正誤を判定してみよう。

 

a 特異性の高い抗体は、類似構造を持つ物質との交差反応性が大きい。

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93回薬剤師国家試験 問34a 解答解説

 

a × 特異性の高い抗体は、類似構造を持つ物質との交差反応性が大きい。
→ 〇 特異性の高い抗体は、類似構造を持つ物質との交差反応性が小さい。

 

交差反応性とは、抗体が目的抗原に類似した構造を持つ物質と反応する尺度である。
抗体が目的抗原の類似物質と反応しやすいほど交差反応性は大きいと評価され、
抗体が目的抗原の類似物質と反応しにくいほど交差反応性は小さいと評価される。

 

よって、目的抗原に特異性の高い抗体は、目的抗原の類似物質と反応しにくいので、交差反応性は小さいことになる。
一方、目的抗原に特異性の低い抗体は、目的抗原の類似物質と反応しやすいので、交差反応性は大きいことになる。

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