89回薬剤師国家試験問33 イムノアッセイ

89回薬剤師国家試験 問33
イムノアッセイに関する記述のうち、正しいものはどれか。

 

1 タンパク質のエピトープは、アミノ酸10〜15残基程度である。
2 抗体に用いられるのは、通常IgEである。
3 サンドイッチ法は競合法の一種である。
4 ラジオイムノアッセイに用いられる放射性核種のうち、一般に125Iは3Hや14Cより検出感度が高い。
5 エンザイムイムノアッセイの標識酵素には、ペルオキシダーゼ及びグルコースオキシダーゼが主に用いられる。

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89回薬剤師国家試験 問33 解答解説

 

◆ 1について
1 × タンパク質のエピトープは、アミノ酸10〜15残基程度である。
→ 〇 タンパク質のエピトープは、アミノ酸5〜10残基程度である。

 

参考外部サイトリンク
エピトープ(日本薬学会さん)

 

 

◆ 2について
2 〇 抗体に用いられるのは、通常IgEである。

 

イムノアッセイで通常用いられるのは、IgGクラスの抗体である。

 

 

◆ 3について
3 × サンドイッチ法は競合法の一種である。
→ 〇 サンドイッチ法は非競合法の一種である。

 

詳細は下記のリンク先を参照
サンドイッチ法の原理 89回問33の3

 

 

◆ 4について
4 〇 ラジオイムノアッセイに用いられる放射性核種のうち、一般に125Iは3Hや14Cより検出感度が高い。

 

 

◆ 5について
5 × エンザイムイムノアッセイの標識酵素には、ペルオキシダーゼ及びグルコースオキシダーゼが主に用いられる

 

エンザイムイムノアッセイの標識酵素として主に用いられるのはペルオキシダーゼ,アルカリホスファターゼであり、他、β-ガラクトシダーゼも用いられる。

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