薬剤師国家試験過去問題集 DDSの総合問題

スパンタブとは 94回薬剤師国家試験問178の3

94回薬剤師国家試験 問178の3
DDSに関する記述の正誤を判定してみよう。

 

3 スパンタブは、フィルムコーティングした徐放性部を核とし、その外側を速放性部で囲み糖衣錠としたものである。

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94回薬剤師国家試験 問178の3 解答解説

 

3 × スパンタブは、フィルムコーティングした徐放性部を核とし、その外側を速放性部で囲み糖衣錠としたものである。

 

スパンタブとは、速放層と徐放性マトリックス層を2層や3層に重ね合わせた錠剤である。
スパンタブの例として、トラマドール塩酸塩の徐放性製剤であるツートラム錠がある。

 

スパンタブとは 薬学94回問178の3

 

 

なお、3の記述中の「フィルムコーティングした徐放性部を核とし、その外側を速放性部で囲み糖衣錠としたもの」は、レペタブだと考えられる。
下図のように、速放性の外層と腸溶性コーティングされた内核錠から成る錠剤をレペタブと呼ぶ。

 

スパンタブとは 薬学94回問178の3

 

 

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