水の相転移に関する記述 95回薬剤師国家試験問20

95回薬剤師国家試験 問20
水の相転移に関する記述のうち、正しいものはどれか。

 

a 三重点での自由度は、1である。

 

b 水と氷が平衡状態にある系に圧力をかけると、氷が融解する。

 

c 過冷却の状態にある水が同温度の氷へ相転移するとき、化学ポテンシャルは増大する。

 

d 沸点で水が気化するとき、水1 mol 当たりのエントロピーは増大する。

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95回薬剤師国家試験 問20 解答解説

 

◆ aについて
a × 三重点での自由度は、1である。
→ 〇 三重点での自由度は、0である。

 

詳細は下記のリンク先を参照
三重点の自由度は 90回問18b

 

 

◆ bについて
b 〇 水と氷が平衡状態にある系に圧力をかけると、氷が融解する。

 

詳細は下記のリンク先を参照
水の融解曲線は負の勾配を示す 90回問18de

 

 

◆ cについて
c × 過冷却の状態にある水が同温度の氷へ相転移するとき、化学ポテンシャルは増大する。
→ 〇 過冷却の状態にある水が同温度の氷へ相転移するとき、化学ポテンシャルは低下する。

 

詳細は下記のリンク先を参照
過冷却の水が氷へ相変化するとき化学ポテンシャルは低下 84回問16a

 

 

◆ dについて
d 〇 沸点で水が気化するとき、水1 mol 当たりのエントロピーは増大する。

 

詳細は下記のリンク先を参照
液体の水が気化する時のエントロピー変化 82回問28a

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