エマルションの分散媒と分散相の密度差により分散相が浮上する現象 102回薬剤師国家試験問50
102回薬剤師国家試験 問50
エマルションの分散媒と分散相の密度差により、分散相が浮上する現象はどれか。1つ選びなさい。
1 凝集
2 塩析
3 合一
4 クリーミング
5 ケーキング
102回薬剤師国家試験 問50 解答解説
正解は4のクリーミングである。
乳剤(エマルション)において、
分散媒と分散相の密度差により、分散相が浮上または沈降してクリーム状のものが形成される現象をクリーミングと呼ぶ。
エマルションの分散相が単にクリーミングしているだけで、凝集や合一をしていなければ、振とうすることにより再分散させることができる。
以下、他の選択肢について
1.凝集と3.合一については下記のリンク先を参照
乳剤の凝集と合一 106回問180の2
2.塩析については下記のリンク先を参照
親水コロイドの塩析 多量の電解質で凝集沈殿 88回問22d
5.ケーキングについては下記のリンク先を参照
懸濁剤のケーキング 106回問180の3
★ 他サイトさんの解説リンク
102回問50(e-RECさん)