薬剤師国家試験過去問題集 分散系

薬剤師国家試験過去問の「分散系」の問題を集めました。

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分散系における分散相と分散媒の組合せ 107回問49

 

バンクロフトの経験則,乳剤の凝集,ケーキング,エマルションの転相,クリーミング 106回問180

 

クリーム剤調整における粘度変化を表すグラフ 103回問178

 

エマルションの分散媒と分散相の密度差により分散相が浮上する現象 102回問50

 

乳剤を放置したときに起こりうる状態変化 95回問172

 

コロイド粒子の分散,親水性コロイドの塩析,乳剤のクリーム分離,ケーキングを起こしやすい懸濁剤の安定化 94回問172

 

w/o型エマルションの粒子径,親水性の懸濁粒子の安定性,電解質の共存による電気二重層の変化,コアセルベーション 87回170

 

合一とクリーミングの再分散性,内相外相の容積率と最も不安定なエマルション,HLB値とエマルションの型,エマルションでの凝集と熱エネルギー 86回問173

 

自由降性の粒子はケーキングしやすい?,懸濁剤の安定性と粒子径・懸濁化剤の添加,温度変化による乳剤の転相,HLB値と乳剤の型 83回問170

 

乳剤の電気伝導性,合一,多重乳剤,分散媒と分散相の密度差と安定化,乳剤とメチレンブルー 98回問174

 

o/w 型エマルションの性質 97回問49

 

スダンVの添加による乳剤の着色,エマルションの電気抵抗,希釈法による乳化型の判定,エマルションの水・油添加による粘度変化 92回問170

 

懸濁粒子の沈降速度とストークス式 101回問175

 

懸濁液における粒子の沈降速度と比例関係にあるもの 99回問3

 

粒子径・分散媒の粘度の変化による沈降時間の変化 92回問166

 

ストークス式 粒子の沈降時間と粒子径・溶媒粘度・密度の関係 82回問168

薬剤師国家試験過去問題集 分散系記事一覧

106回薬剤師国家試験 問180乳剤及び懸濁剤に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選びなさい。1 バンクロフト(Bancroft)の経験則によると、親油性の乳化剤を添加するとw/o 型乳剤が形成されやすい。2 一般に、分散相が凝集した乳剤は、振り混ぜると容易に再分散される。3 懸濁剤において、粒子が凝集沈降を起こし、再分散が困難な強固な凝集体を形成することをケーキングという。4 一般に、乳剤...

98回薬剤師国家試験 問174乳剤に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選びなさい。1 o/w型の乳剤は、電気伝導性を示さない。2 合一しても振とうすればもとの分散状態に戻る。3 w/o/w型やo/w/o型などの多重乳剤がある。4 分散媒と分散相の密度差を小さくすると、乳剤の分散状態は安定化する。5 w/o型の乳剤は、メチレンブルーを加えると全体が着色される。

97回薬剤師国家試験 問49o/w 型エマルションの性質として、正しいのはどれか。1つ選びなさい。1 水に滴下したとき、水表面で容易に広がる。2 スダンVを少量添加すると全体が着色される。3 w/o 型エマルションよりも電気伝導度が小さい。4 半透膜を透過する。5 水を加えると粘度が増加する。

94回薬剤師国家試験 問172分散系の安定性に関する記述の正誤について、正しいものはどれか。a 液中に分散したコロイド粒子は、Stokesの式に従って沈降する。b 親水性コロイドは、溶液の電解質濃度を高めることによって安定化できる。c 乳剤のクリーム分離は、内相すべてが完全に合一することによって起こる。d ケーキングを起こしやすい懸濁剤は、分散媒の粘度を増大させることによって安定化できる。

92回薬剤師国家試験 問170エマルションの乳化型の判定に関する記述の正誤について、正しいものはどれか。a スダンVを少量添加してエマルション全体が着色するとo/w型である。b エマルションの電気抵抗はo/w型の方がw/o型に比べて小さい。c 水で希釈して容易に混ざり合うとw/o型である。d エマルションに水を加えると粘度が低下し、油を加えると粘度が上昇するときはo/w型である。

101回薬剤師国家試験 問175球状の医薬品懸濁粒子は、溶媒中を次式で表される速度で沈降する。次の記述のうち正しいのはどれか。2つ選びなさい。ただし、設問中のパラメータ以外は変化しないものとする。1 本式は、等加速度沈降している場合に成立する。2 粒子径が1/3倍になれば、粒子の沈降速度は1/9倍になる。3 溶媒の粘度が上昇すれば、粒子の沈降速度は増大する。4 粒子密度が小さくなれば、粒子の沈降速...

92回薬剤師国家試験 問166医薬品の懸濁剤を調製したところ、粒子が速やかに沈降して使用しにくかった。そこで、沈降速度を調整するため、医薬品粉末の粒子径を1/4の大きさとし、分散媒を粘度が1.5倍で密度が同一の液体に変更した。このとき、沈降に要する時間はもとの何倍になるか。最も近い数値を選べ。ただし、医薬品は同一粒子径の球形粒子からなり、分散媒には溶解しない。また、粒子の沈降過程はストークスの式に...

87回薬剤師国家試験 問170分散系の物理的安定性に関する記述の正誤について,正しいものはどれか。a w/o型エマルションの水滴の粒子径は,乳化剤の種類や濃度とは無関係である。b 親水性の懸濁粒子の表面には,イオンが吸着したり,水和層が形成されたりして,粒子が安定化する。c イオン性界面活性剤を用いて乳化したとき,電解質が共存すると粒子表面の電気二重層が圧縮されて,分散状態は不安定となる。d 親水...

86回薬剤師国家試験 問173エマルションの安定性に関する記述のうち、正しいものはどれか。a 一般に分散相が合一したエマルションは振り混ぜると容易に再分散されるが、クリーミングを起こしたエマルションは再分散されない。b 一般に内相と外相の容積率が等しいとき、最も不安定なエマルションを生成する。c HLB値が7より小さい界面活性剤を用いると、安定なO/W型エマルションは生成しない。d エマルションの...

86回薬剤師国家試験 問173aエマルションの安定性に関する記述の正誤を判定してみよう。a 一般に分散相が合一したエマルションは振り混ぜると容易に再分散されるが、クリーミングを起こしたエマルションは再分散されない。

82回薬剤師国家試験 問168ストークス式に関する次の記述の正誤について、正しいものはどれか。a 一定の距離を落下するのに必要な時間の平方根と粒子径は、反比例の関係にある。b 一定の距離を落下するのに必要な時間は、粒子径が一定ならば液体の粘度に比例する。c 一定の距離を落下するのに必要な時間は、粒子径が一定ならば粒子の真密度の2乗に反比例する。

83回薬剤師国家試験 問170懸濁剤・乳剤に関する次の記述の正誤について、正しいものはどれか。a 自由降性の粒子は、ケーキングしやすく、容易に再分散しない。b 懸濁剤の安定性は、粒子径を小さくしたり、アラビアゴム、タルクなどの懸濁化剤を添加することで向上する。c 転相温度(PIT)より高い温度で粗乳化を行い。その後温度をPIT以下に下げると、転相の際に微細化が行われ、安定な乳剤を調整することができ...

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