懸濁剤の安定性と粒子径・懸濁化剤 83回薬剤師国家試験問170b
83回薬剤師国家試験 問170b
懸濁剤・乳剤に関する次の記述の正誤を判定してみよう。
b 懸濁剤の安定性は、粒子径を小さくしたり、アラビアゴム、タルクなどの懸濁化剤を添加することで向上する。
83回薬剤師国家試験 問170b 解答解説
b × 懸濁剤の安定性は、粒子径を小さくしたり、アラビアゴム、タルクなどの懸濁化剤を添加することで向上する。
懸濁剤の安定化について、
分散相の粒子径を小さくしたり、
懸濁化剤(懸濁安定化剤)を添加して分散媒の粘度を高くすることにより、
粒子の沈降速度が低下し、懸濁剤の安定性は向上する。
アラビアゴムは増粘効果があり懸濁化剤として用いられるが、
タルクは滑沢剤であり、懸濁化剤ではない。