ケーキングを起こしやすい懸濁剤の安定化 94回薬剤師国家試験問172d

94回薬剤師国家試験 問172d
分散系の安定性に関する記述の正誤を判定してみよう。

 

d ケーキングを起こしやすい懸濁剤は、分散媒の粘度を増大させることによって安定化できる。

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94回薬剤師国家試験 問172d 解答解説

 

d 〇 ケーキングを起こしやすい懸濁剤は、分散媒の粘度を増大させることによって安定化できる。

 

懸濁剤において、粒子が分散沈降(自由沈降)を起こし、再分散が困難な強固な凝集体を形成することをケーキングという。
ケーキングを起こしやすい懸濁剤を安定化するには、分散沈降を抑制して分散性を維持すれば良いが、
そのためには粒子の沈降速度を遅くすれば良い。
懸濁剤粒子の分散沈降の速度は次のストークス(Stokes)の式に従う。

 

ケーキングを起こしやすい懸濁剤の安定化 薬学94回問172d

 

ストークス式によると、粒子の沈降速度を遅くする方法として次のことが挙げられる。
・粒子径を小さくする。
・分散媒の粘度を大きくする。
・粒子の密度と分散媒の密度の差(ρ−ρ0)を小さくする。

 

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