薬剤師国家試験過去問題集 製剤の種類と特性

単軟膏と白色軟膏 107回薬剤師国家試験問181の1

107回薬剤師国家試験 問181の1
皮膚に使用する製剤に関する記述の正誤を判定してみよう。

 

1 油脂性基剤である単軟膏や白色軟膏は、乾燥型及び湿潤型いずれの皮膚疾患にも使用できる。

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107回薬剤師国家試験 問181の1 解答解説

 

1 〇 油脂性基剤である単軟膏や白色軟膏は、乾燥型及び湿潤型いずれの皮膚疾患にも使用できる。

 

油脂性基剤は皮膚を保護する作用があり、また、皮膚に対する刺激が少ないため、
乾燥型及び湿潤型いずれの皮膚疾患にも使用できる。

 

単軟膏とは、ミツロウ,ダイズ油を主体に、
添加物として抗酸化剤のジブチルヒドロキシトルエンを含有する油脂性基剤である。

 

白色軟膏とは、白色ワセリンを主体に、サラシミツロウを少量含み、
添加物として界面活性剤のソルビタンセスキオレイン酸エステルと抗酸化剤のジブチルヒドロキシトルエンを含有する油脂性基剤である。

 

単軟膏は水分を吸収しないが、
白色軟膏は界面活性剤を含むため水分を吸収する。

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