湿性法(流し込み成形法)・湿性錠剤 93回薬剤師国家試験問173b
93回薬剤師国家試験 問173b
日本薬局方製剤総則に関する記述の正誤を判定してみよう。
b 錠剤を製するとき、溶媒で湿潤させた練合物を一定の型に流し込んで成型した後、適切な方法で乾燥して製することがある。
93回薬剤師国家試験 問173b 解答解説
b 〇 錠剤を製するとき、溶媒で湿潤させた練合物を一定の型に流し込んで成型した後、適切な方法で乾燥して製することがある。
bの記述の製造法は湿性法,または,湿性錠剤と呼ばれる。
錠剤の製法のうち、湿製法(流し込み成形法)は、
溶媒で浸潤した原料を型に流し込んで成形する方法であり、打錠の工程がない。
そのため、湿製法(流し込み成形法)は、得られる錠剤の硬度が小さく、口腔内崩壊錠(OD錠)などの製造に用いられる。