滑沢剤の添加量が多すぎると錠剤硬度が低下する 90回薬剤師国家試験問176d
90回薬剤師国家試験 問176d
錠剤の製造に関する記述の正誤を判定してみよう。
d 滑沢剤の添加量が多すぎると、錠剤硬度が低下する。
90回薬剤師国家試験 問176d 解答解説
d 〇 滑沢剤の添加量が多すぎると、錠剤硬度が低下する。
滑沢剤は、適量を添加することにより、粉体の流動性を改善し、臼や杵に対する付着防止・摩擦軽減、充填性の改善、圧縮成形性の向上などの効果がある。
ただし、滑沢剤には撥水作用があるため、添加量が多すぎると、吸水性低下による崩壊時間の延長や、粒子間結合力低下による錠剤硬度の低下で、キャッピング・ラミネーションを引き起こす。