薬剤師国家試験過去問題集 製剤化・製剤機械

流動層造粒の原理と得られる造粒物 106回薬剤師国家試験問182の3

106回薬剤師国家試験 問182の3
単位操作と製剤機械に関する記述の正誤を判定してみよう。

 

3 流動層造粒装置は、熱風気流中に吹き上げた粉末に結合剤を噴霧するので、装置内で圧密化を受けて重質な造粒物が得られる。

トップページへ

 

薬剤師国家試験過去問題 科目別まとめ一覧 へ

 

薬剤師国家試験過去問題 製剤化・製剤機械 一覧へ

 

 

106回薬剤師国家試験 問182の3 解答解説

 

3 × 流動層造粒装置は、熱風気流中に吹き上げた粉末に結合剤を噴霧するので、装置内で圧密化を受けて重質な造粒物が得られる。
流動層造粒法で得られる造粒物は、不定形で密度が小さい。

 

流動層造粒法は、下からの熱風により吹き上げられて流動している原料粉体に上から結合剤溶液を噴霧し、
粒子同士が接触することで造粒物を得る方法である。
流動層造粒法では、不定形で密度の小さい造粒物が得られる。
また、流動層造粒機は、同一装置内で混合,造粒,乾燥までできることが特徴であり、
コーティングまでできる機種もある。

 

関連問題
空気で吹き上げた原料粉体に結合液を噴霧して造粒する方法 97回問52

 

流動層造粒装置は、混合、造粒、乾燥を1つの装置内で行える 102回問176の1

トップへ戻る