空気で吹き上げた原料粉体に結合液を噴霧して造粒する方法 97回薬剤師国家試験問52
97回薬剤師国家試験 問52
空気で吹き上げた原料粉体に結合液を噴霧して造粒する方法はどれか。1つ選びなさい。
1 噴霧乾燥造粒法
2 撹拌造粒法
3 流動層造粒法
4 押出し造粒法
5 乾式造粒法
97回薬剤師国家試験 問52 解答解説
空気で吹き上げた原料粉体に結合液を噴霧して造粒する方法は、
3の流動層造粒法である。
流動層造粒機は、同一装置内で混合,造粒,乾燥までできることが特徴であり、
コーティングまでできる機種もある。
流動層造粒装置は、混合、造粒、乾燥を1つの装置内で行える 102回問176の1
以下の他の選択肢についての解説
1の噴霧乾燥造粒法は、
薬物溶液または薬物懸濁液を熱風中に噴霧し、
瞬間的に乾燥させることで造粒物を得る方法である。
関連問題
噴霧乾燥造粒法の原理と特徴 98回問177の3
2の攪拌造粒法では、原料粉体を攪拌翼で攪拌しながら上から結合剤溶液を添加する。
こうすることで塊ができ、それが攪拌翼や解砕翼で破砕されて造粒物ができる。
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攪拌造粒法の原理と特徴 98回問177の2
4の押出し造粒法は、
原料粉体に結合剤溶液を加えて練合した湿潤物を、穴から押し出して造粒物を得る方法である。
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押し出し造粒法の原理と特徴 98回問177の5
5の乾式造粒法は乾式解砕法とも呼ばれ、原料粉体をそのまま、または、粉末の結合剤を添加した後、圧縮成形してスラッグと呼ばれる板状の塊を作り、それを解砕,整粒して造粒物を得る方法である。
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