ロータリー打錠機と単発式(エキセントリック型)打錠機の特徴 85回薬剤師国家試験問175の1
85回薬剤師国家試験 問175の1
圧縮成形(打錠)に関する記述の正誤を判定してみよう。
1 ロータリー打錠機は、通常、ターンテーブルが1回転すると1個の錠剤ができる構造になっている。
85回薬剤師国家試験 問175の1 解答解説
1 × ロータリー打錠機は、通常、ターンテーブルが1回転すると1個の錠剤ができる構造になっている。
→ 〇 ロータリー打錠機は、通常、ターンテーブルが1回転すると複数個の錠剤ができる構造になっている。
ロータリー型錠剤機は、複数組の上下杵と連動するように、
ターンテーブルの外周部に複数の臼が等間隔に配置されており、
ターンテーブルが1回転するごとに、充てん,圧縮,抜圧,排出の一連の操作が連続的に行われて複数個の錠剤が打錠されて出てくるため、製錠速度が速く、大量生産に適している。
なお、エキセントリック型錠剤機(単発型打錠機)は、
1台につき1組の臼と上下杵しかなく、
1錠ずつ打錠されるため、製錠速度が遅く、大量生産には向かない。
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