質量分析 マクラファティー(McLafferty)転位とは

本ページでは、質量分析でのマクラファティー転位(McLafferty転位)について説明しています。

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マクラファティー転位(McLafferty転位)とは、
カルボニルのγ位の水素がカルボニル酸素と相互作用する六員環遷移状態を経由し、
γ位とβ位の間で二重結合を形成するとともに、
α位とβ位の間の結合が開裂するフラグメンテーションである。

 

質量分析 マクラファティー(McLafferty)転位とは

 

質量分析 マクラファティー(McLafferty)転位とは

 

マクラファティー転位では、
分子量28のエチレンの脱離が良く見られる。
よって、
m/zが28の間隔で離れる2つのピークが見られる場合、
マクラファティー転位によりエチレンが脱離したと考えられ、
カルボニルのγ位に水素が存在する構造を有すると推定される。

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