薬剤師国家試験過去問題集 質量分析法

薬剤師国家試験過去問の「質量分析法・マススペクトル」の範囲の問題を集めました。

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★ 質量分析法の原理に関する問題

 

液体クロマトグラフィー/質量分析法で用いられるイオン化法 107回問5

 

タンデムマス法(MS/MS) 104回問139

 

モノアイソトピック質量,強度が一番大きいピーク,タンパク質の分子量測定のイオン化,飛行時間型の質量分析計,分解能 102回問100

 

シクロホスファミドのLC/MS 100回問205

 

質量分析法とタンパク質のアミノ酸配列の決定,MALDI法と飛行時間型質量分析計,液体クロマトグラフィー/質量分析法イオン化にはESI法,ESI法は大気圧下でイオン化,分解能 98回問99

 

化学イオン化法,タンパク質のイオン化,基準ピークと分子イオンピーク,分解能の計算,常圧でイオン化できる方法 89回問24

 

質量分析計の装置,適用できる試料試料,スペクトルの縦軸と横軸,フラグメンテーションでの結合開裂様式,高分解能で測定すると組成式がわかる 83回問25

 

イオンの軌道,EI法,フラグメントイオン生成,臭素を含む分子イオンピーク 82回問41

 

 

★ 質量スペクトル解析の問題

 

M+と[M+1]+及び[M+2]+のピークの相対強度の比,m/z=91のピーク 96回問31

 

アスピリンの質量スペクトル,α開裂,アセチル基のピーク 95回問31

 

ジブロモベンゼンC6H4Br2の質量スペクトル 94回問31

 

臭素原子を1つ含む分子イオンピーク,McLafferty転位,α開裂 93回問31

 

赤外スペクトル1685cm-1に吸収,塩素を含む化合物 92回問31

 

ベンゼン環,ベンゾイル基に由来するピーク 91回問31 

 

α開裂,アセチル基のピーク,マクラファティー転位 90回問31

 

マススペクトルの縦軸と横軸,McLafferty転位,m/z=43のピーク 89回問26

 

m/z=91とm/z=43のピーク,基準ピーク 88回問26

 

m/z=105のピーク,マクラファティー転位 87回問27

 

サリチル酸メチルの質量スペクトル 86回問28

 

C7H7NOの質量スペクトル,縦軸とイオンの個数 85回問25

薬剤師国家試験過去問題集 質量分析法・マススペクトル記事一覧

82回薬剤師国家試験 問41次の質量分析法に関する記述の正誤を判定してみよう。a 高真空下で一方向に加速されたイオンが電場又は磁場中を通過するとき、質量電荷比(m/z)が小さいほどイオンの軌道は大きく曲げられる。b 気化した試料に熱電子流を照射すると、分子中の電子がはじき出されて正の電荷をもった分子イオンとなる。このイオン化法をEI (electron impact)法という。c イオン化の際、過...

83回薬剤師国家試験 問25質量分析法に関する次の記述の正誤を判定してみよう。a 装置はイオン化部、加速部、質量分析部及び検出部よりなる。b 本法は気体試料にのみ適用できる。c スペクトルは、通常、横軸に質量電荷比(m/z)、縦軸に強度の最も大きいイオンを100とした各イオンの相対強度を示す棒グラフで表される。d フラグメントイオンの生成過程における結合の開裂様式には、単純なラジカル開裂及びイオン...

89回薬剤師国家試験 問24質量分析法に関する記述のうち、正しいものはどれか。1 化学イオン化法は、生体高分子を非破壊でイオン化する方法である。2 タンパク質の分子量測定には、電子衝撃イオン化法が適している。3 質量スペクトルの中で強度が一番大きいピークは、分子イオンピークとよばれる。4 m/z値が1000.0と1000.1のピークが明瞭に区別できる場合の分解能は、10000である。5 常圧でイオ...

102回薬剤師国家試験 問100質量分析法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選びなさい。1 モノアイソトピック質量は、各原子の全ての安定同位体を天然存在比に基づいて考慮することで算出される。2 質量スペクトルの中で、強度が一番大きいピークは基準ピークとよばれる。3 電子イオン化法(EI)は、タンパク質の分子量測定に適している。4 飛行時間型の質量分析計では、質量電荷比(m/z)の大きいイオ...

98回薬剤師国家試験 問99質量分析法に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選びなさい。1 マトリックス支援レーザー脱離イオン化(MALDI)法は、主にタンパク質のアミノ酸配列の決定に利用される。2 MALDI法は、一般に飛行時間型質量分析計(TOF-MS)と組合せて用いられる。3 液体クロマトグラフィー/質量分析法(LC/MS)のイオン化には、エレクトロスプレーイオン化(ESI)法がよく...

107回薬剤師国家試験 問5液体クロマトグラフィー/質量分析法において、用いられるイオン化法はどれか。1つ選びなさい。1 エレクトロスプレーイオン化(ESI)法2 化学イオン化(CI)法3 高速原子衝撃(FAB)法4 電子イオン化(EI)法5 マトリックス支援レーザー脱離イオン化(MALDI)法

104回薬剤師国家試験 問139新生児マススクリーニングで使われているタンデムマス法は、2段の質量分離部を用いる方法である。以下の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選びなさい。1 タンデムマス法では、質量分離部が並列に配置されている。2 試料は冷蒸気法によってイオン化される。3 1段目の質量分離部で選択される特定のイオンのことを、プリカーサーイオンという。4 プリカーサーイオンは、電子を衝突させる...

100回薬剤師国家試験 問205調製作業後、安全キャビネット周辺のシクロホスファミドの飛散状況を液体クロマトグラフィー/質量分析法(LC/MS)を用いて確認することになった。以下の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。1 本薬物は難揮発性物質であるので、トリメチルシリル(TMS)化などの誘導体化が必要である。2 本薬物は、大気圧イオン化法であるエレクトロスプレーイオン化(ESI)法によりイオン化...

96回薬剤師国家試験 問31下の図は分子式C9H10O2で表される化合物A〜Dのいずれかの質量スペクトル(EI-MS)である。記述a〜dのうち、正しいものはどれか。a 分子式が同一の化合物では、理論的に分子イオンピークM+と[M+1]+及び [M+2]+のピークの相対強度の比は、ほぼ等しくなる。b 化合物A、B及びDでは、m/z 91が強く観察される。c m/z 65は、m/z 91から生じたフラ...

95回薬剤師国家試験 問31日本薬局方医薬品アスピリンの質量スペクトル ( EI-MS ) に関する記述の正誤について、正しいものはどれか。a m/z 180の分子イオンピークは、フラグメンテーションの起こっていないカチオンラジカルのピークである。b すべての化合物において分子イオンピークが必ず観測される。c 分子イオンは奇数個の電子を持ち、中性分子(またはラジカル)を脱離して、いくつかのフラグメ...

94回薬剤師国家試験 問31化合物Aの質量分析スペクトル (EI-MS) は下図のとおりである。また、高分解能測定により、その組成はC6H4Br2であることがわかった。また、1H-NMR測定を行ったところ、7.2 ppm付近に、シグナルを1本観測したのみであった。以下の記述の正誤について、正しいものはどれか。a 臭素の安定同位体は、整数原子量が79と81のものがほぼ1:1で存在するため、M+ (分...

93回薬剤師国家試験 問31次の図は分子式C9H9BrO2で表される芳香族化合物A〜Cの、いずれかの質量スペクトル (EI-MS) である。これに関する記述の正誤について、正しいのはどれか。a 分子イオンピークにおいて、同位体ピークとの強度比が約1:1であるのは、臭素原子を1つ含むためである。b m/z 200 (その同位体ピークm/z 202) は、分子イオンからエチレンがMcLafferty転...

91回薬剤師国家試験 問31安息香酸クロリドとイソプロパノールを反応させた後、過剰の安息香酸クロリドを水で加水分解したところ、化合物Aと化合物Bが得られた。化合物Aと化合物Bの混合物のエーテル溶液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で抽出すると、化合物Bだけが水層に移行した。下の図(ア及びイ)は、化合物A及び化合物Bいずれかの質量スペクトル(EI-MS)である。以下の記述a〜eのうち、正しいものはどれか...

89回薬剤師国家試験 問26下の図は分子式C5H10Oで表される化合物A〜Cのうち、いずれかの質量スペクトル(EI-MS)である。この化合物のCCl4溶液のIRスペクトルは、1720 cm-1に非常に強い吸収を示す。次の記述の正誤について、正しいものはどれか。a 横軸の目盛m/zのzは、イオンの電荷数である。b 縦軸は、分子イオンピークに対する相対強度(%)を示す。c m/z 58は、分子イオンか...

88回薬剤師国家試験 問26下の図は分子式C9H10O2で表される芳香族化合物 A〜Cのうちいずれかの質量スペクトル(EI-MS)である。次の記述の正誤について、正しいものはどれか。a m/z 43はアセチル基に由来するフラグメントイオンである。b m/z 108は基準ピークである。c m/z 91はベンジル基に由来するフラグメントイオンである。d この化合物の構造はAと考えられる。

87回薬剤師国家試験 問27下の図は一置換ベンゼン誘導体(C10H12O)の質量スペクトル(EI-MS)である。次の記述の正誤について,正しいものはどれか。a フラグメントピークm/z 77は,ベンゼン誘導体によく見られるピークなので基準ピーク(base peak)とよばれる。b フラグメントピークm/z 105は,[C6H5CO]+に帰属される。c フラグメントピークm/z 120は,[M−C2...

86回薬剤師国家試験 問28下の図は、サリチル酸メチル (C8H8O3) の質量スペクトル (EI-MS) である。次の記述の正誤について、正しいものはどれか。a m/z 152のピークは基準ピーク (base peak) とよばれる。b スペクトルの横軸の目盛りm/zのzは、イオンの電荷数、縦軸は相対強度 (%) を示す。c フラグメントピークm/z 121は [C6H4(OH)CO]+ に帰属...

85回薬剤師国家試験 問25下の図は、ある一置換芳香族化合物(C7H7NO)の質量スペクトル(EI-MS)である。次の記述の正誤について、正しいものはどれか。a スペクトルの横軸の目盛m/zのzは、イオンの電荷数である。b スペクトルの各ピークの高さは、検出されたイオンの質量に比例する。c m/z 121のピークは、分子イオンピークである。d m/z 122のピークは、同位体イオンに由来する。e ...

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