水素結合と電気陰性度 100回薬剤師国家試験問91の1

第100回薬剤師国家試験 問91の1
次の分子間相互作用に関する記述の正誤を判定してみよう。

 

1 酸素原子の電気陰性度は硫黄原子より大きいため、分子間に働く水素結合はH2Oの方がH2Sよりも強い。

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第100回薬剤師国家試験 問91の1 解答解説

 

1 〇 酸素原子の電気陰性度は硫黄原子より大きいため、分子間に働く水素結合はH2Oの方がH2Sよりも強い。

 

水素結合とは、電気陰性度の大きな原子と結合することで比較的大きく正に分極した水素(Hδ+)と、非共有電子対を持つN,O,S,ハロゲン等の原子との間で形成される永久双極子‐永久双極子相互作用の1種である。

 

水素結合の強さを決める要因の1つについて、水素原子が結合する原子の電気陰性度が大きいほどその原子が共有電子対を自身の方へ強く引っ張るので水素原子の正の分極度合いが大きくなり、結果として水素結合が強くなる。

 

H2O同士では −OH…:O という形で、
H2S同士では −SH…:S の形で水素結合を形成するが、
酸素と硫黄では、酸素の方が電気陰性度は大きいので、H2SよりもH2Oの水素の方が正の分極度合いが大きいため、H2O同士が形成する水素結合の方が強く、沸点はH2Oの方が高くなる。

 

★参考外部サイトリンク
水素結合(理系ラボさん)

 

★ 他サイトさんの解説へのリンク
100回問91(e-RECさん)

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