イオン性界面活性剤における温度の逆数に対する溶解度のプロット 87回薬剤師国家試験問169

87回薬剤師国家試験 問169
常温で固体のイオン性界面活性剤Aの溶解度を温度を変えて測定し,そのモル溶解度の対数値を絶対温度の逆数に対して,下図のようにプロットした。直線の交点(×)は次のどれか。

 

イオン性界面活性剤 温度の逆数に対する溶解度 87回薬剤師国家試験問169

 

1 界面活性剤Aのクラフト点
2 界面活性剤Aの曇点
3 界面活性剤Aの融点
4 界面活性剤Aのガラス転移点
5 界面活性剤Aの凝固点

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87回薬剤師国家試験 問169 解答解説

 

正解は1の“界面活性剤Aのクラフト点”である

 

イオン性界面活性剤 温度の逆数に対する溶解度 87回薬剤師国家試験問169

 

図の横軸は絶対温度の逆数であるので、左に行くほど高温で、右に行くほど低温である。
グラフは温度が×点以上になるとイオン性界面活性剤の溶解度が急上昇することを示す。
イオン性界面活性剤は、ある温度以上で水への溶解度が急激に上昇する。この温度をクラフト点と呼ぶ。
温度がクラフト点になると、イオン性界面活性剤はミセルを形成し始め、温度上昇と共に水への溶解度が急激に上昇するようになる。
このことから、イオン性界面活性剤水溶液では、温度がクラフト点以上にならないとミセルが形成されないともいえる。

 

関連問題
イオン性界面活性剤のクラフト点とミセル形成 91回問170a

 

なお、選択肢4のガラス転移点については下記のリンク先を参照
ガラス転移点に関する問題 107回問48

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