陽イオン性界面活性剤(カチオン界面活性剤)の種類と例
本ページでは、陽イオン性界面活性剤(カチオン界面活性剤)について説明しています。
◆ 陽イオン性界面活性剤(カチオン界面活性剤)
陽イオン性界面活性剤は窒素のカチオン(N+)を親水性基とし、その塩化物や臭化物を主とする。
殺菌・消毒剤、リンス、柔軟剤などに用いられる。
陰イオン性界面活性剤の長鎖脂肪酸塩(高級脂肪酸塩)がセッケンと呼ばれることから、
陽イオン性界面活性剤は逆性せっけんと呼ばれる。
・アルキルアンモニウム塩
R-NH3+X− (Xはハロゲン)
・第四級アルキルアンモニウム塩
陽イオン性界面活性剤の第四級アルキルアンモニウム塩の代表例として、
ベンザルコニウム塩化物とベンゼトニウム塩化物が挙げられ、
これらは殺菌・消毒剤として用いられる。
・アルキルピリジニウム塩
陽イオン性界面活性剤のアルキルピリジニウム塩の代表例として、
セチルピリジニウム塩化物(Cetylpyridinium Chloride :CPC)が挙げられ、
これは殺菌・消毒剤として用いられる。