両性界面活性剤の種類と例
本ページでは、両性界面活性剤について説明しています。
◆ 両性界面活性剤
両性界面活性剤は酸性の解離基と塩基性の解離基を併せ持ち、これらを親水性基とし、
pHによって陰イオン、陽イオン、双性イオンになり得る。
両性界面活性剤として、アミノ酸やアルキルベタイン、リン脂質のレシチン等がある。
・ベタイン
ベタインとは両性の化合物のうち、正電荷と負電荷が互いに隣り合わない位置にあり、かつ、正電荷を帯びる官能基の原子が解離する水素を持たないものを指す。
下記の構造式はアルキルベタインの1種である、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタインである。
・リン脂質の1部
ホスファチジルコリン(レシチン)のような正電荷と負電荷を持つリン脂質は両性界面活性剤である。