陰イオン性界面活性剤(アニオン界面活性剤)の種類と例
本ページでは、陰イオン性界面活性剤(アニオン界面活性剤)について説明しています。
◆ 陰イオン性界面活性剤(アニオン界面活性剤)
陰イオン性界面活性剤はカルボキシ基や硫酸基を親水性基とし、
そのナトリウム塩やカリウム塩が主である。
陰イオン性界面活性剤は洗浄剤、乳化剤、分散剤、起泡剤などに用いられる。
・長鎖脂肪酸塩(セッケン)
R-COO−M+ (Mは金属)
例:ステアリン酸ナトリウム
CH3 (CH2)16COO− Na+
・アルキル硫酸塩
R-OSO3−M+
例:ラウリル硫酸ナトリウム(ドデシル硫酸ナトリウム)
CH3 (CH2)11OSO3−Na+
・アルキルスルホン酸塩
R-SO3−M+
・アルキルベンゼンスルホン酸塩
R-Ph-SO3−M+ (Phはフェニル基)
直鎖型アルキルベンゼンスルホン酸塩は、
分岐型のものに比べ環境中の微生物による分解を受けやすい。