水酸化ナトリウム液の調製及び標定 106回薬剤師国家試験問91

106回薬剤師国家試験 問91
日本薬局方において、1mol/L水酸化ナトリウム液の調製及び標定は以下のように規定されている。この調製及び標定に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選びなさい。

 

水酸化ナトリウム液の調製及び標定 106回薬剤師国家試験問91

 

1 波下線部@で生じる沈殿は、硫酸バリウムである。
2 アに入るのは、「アミド硫酸」である。
3 イに入るのは、「正確」である。
4 波下線部Aの操作にはメスピペットが用いられる。
5 通例、ファクターが0.970〜1.030の範囲にあるように調製する。

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106回薬剤師国家試験 問91 解答解説

 

◆ 1について
1 × 波下線部@で生じる沈殿は、硫酸バリウムである。
→ 〇 波下線部@で生じる沈殿は、炭酸バリウムである。

 

水酸化ナトリウムは空気中の二酸化炭素と反応するため、
水酸化ナトリウムの一部は炭酸ナトリウム(Na2CO3)などの炭酸塩になってしまっている。
そこへ水酸化バリウムを加えると、水酸化ナトリウムの炭酸塩は水酸化ナトリウムに戻り、
それに伴い炭酸バリウム(BaCO3)の沈殿が生じる。

 

 

◆ 2について
2 〇 アに入るのは、「アミド硫酸」である。

 

水酸化ナトリウム標準液の標定には、
標準物質としてアミド硫酸(NH2SO3H)が用いられる。
終点検出には電位差滴定法、もしくは、
指示薬法でブロモチモールブルー試液(終点を緑色とする)が用いられる。

 

 

◆ 3について
3 × イに入るのは、「正確」である。
→ 〇 イに入るのは、「精密」である。

 

詳細は下記のリンク先を参照
「精密に量る」「正確に量る」とは 99回問96の1

 

 

◆ 4について
4 × 波下線部Aの操作にはメスピペットが用いられる。
→ 〇 波下線部Aの操作にはビュレットが用いられる。

 

 

◆ 5について
5 〇 通例、ファクターが0.970〜1.030の範囲にあるように調製する。

 

詳細は下記のリンク先を参照
容量分析用標準液のファクターfの範囲 102回問4

 

 

★ 他サイトさんの解説リンク
106回問91(e-RECさん)

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