約1.5gを精密に量るとは 102回薬剤師国家試験問96の5
102回薬剤師国家試験 問96の5
フェノールの定量法に関する下記の記述の正誤を判定してみよう。
5 試料を約1.5g 量るとは、1.30g から1.70g の範囲内で秤量することである。
102回薬剤師国家試験 問96の5 解答解説
5 × 試料を約1.5g 量るとは、1.30g から1.70g の範囲内で秤量することである。
→ 〇 試料を約1.5g 量るとは、1.35g から1.65g の範囲内で秤量することである。
「約」とは記載された量の±10%の範囲の量を意味する。
本問では、“本品約1.5gを精密に量り…“とある。
「精密に量る」とは,
量るべき最小位を考慮し,
0.1 mg,0.01 mg,0.001 mg又は0.0001 mgまで量ることを意味し、
これは、記載された質量の1000分の1の桁まで量ることを示す。
したがって、“本品約1.5gを精密に量る“とは、
1.35〜1.65gの範囲で,化学はかりを用いて0.1mgの単位まで量ることを意味する。