薬剤師国家試験過去問題集 製剤の種類と特性

乳濁性注射剤の粒子径と適用 89回薬剤師国家試験問176c

89回薬剤師国家試験 問176c
注射剤に関する記述の正誤を判定してみよう。

 

c 乳濁性注射液は、乳剤中の粒子が、通例、150μm以下であれば、静脈内注射に適用できるが、脊髄腔内注射には適用できない。

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89回薬剤師国家試験 問176c 解答解説

 

c × 乳濁性注射液は、乳剤中の粒子が、通例、150μm以下であれば、静脈内注射に適用できるが、脊髄腔内注射には適用できない。

 

乳濁性注射液は、乳剤中の粒子の最大径が7μm以下と規定されており、静脈内注射に適用できるが、脊髄腔内注射には適用できない。

 

なお、粒子の最大径が150μm以下と規定されているのは懸濁性注射剤である。
懸濁性注射剤は、静脈内投与も脊髄腔内投与もできない。

 

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