懸濁性注射剤と乳濁性注射剤の粒子径と適用 97回薬剤師国家試験問177の4,5
97回薬剤師国家試験 問177の4,5
無菌製剤に関する記述の正誤を判定してみよう。
4 懸濁性注射剤は、静脈内に投与できる。
5 乳濁性注射剤は、脊髄腔内に投与できる。
97回薬剤師国家試験 問177の4,5 解答解説
◆ 4について
4 × 懸濁性注射剤は、静脈内に投与できる。
→ 〇 懸濁性注射剤は、静脈内投与も脊髄腔内投与もできない。
懸濁性注射剤は、粒子の最大径が150μm以下と規定されており、
通例、静脈内と脊髄腔内には投与されない。
◆ 5について
5 × 乳濁性注射剤は、脊髄腔内に投与できる。
→ 〇 乳濁性注射液は、静脈内投与はできるが、脊髄腔内投与はできない。
乳濁性注射剤は、粒子の最大径が7μm以下と規定されており、
静脈内投与はできるが、脊髄腔内投与はできない。