薬剤師国家試験過去問題集 製剤の種類と特性

親水ワセリン 92回薬剤師国家試験問173d

92回薬剤師国家試験 問173d
軟膏基剤に関する記述の正誤を判定してみよう。

 

d 親水ワセリンは、水相を有する乳剤性基剤である。

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92回薬剤師国家試験 問173d 解答解説

 

d × 親水ワセリンは、水相を有する乳剤性基剤である。
→ 〇 親水ワセリンは、水相を欠く乳剤性基剤である。

 

乳剤性基剤の型として、
水中油型(o/w型)、
水相を有する油中水型、
水相を欠く油中水型がある。

 

親水ワセリンは水相を欠く油中水型の乳剤性基剤であり、
その組成は、白色ワセリンを主体に、サラシミツロウを少量含み、
乳化剤としてコレステロール、乳化補助剤としてステアリルアルコール、抗酸化剤としてジブチルヒドロキシトルエンを含有する。

 

水相を欠く油中水型の乳剤性基剤は、そのままでは水を含んでいないが、水を吸収すると油中水型の乳剤性基剤になる。
他の水相を欠く油中水型の乳剤性基剤として精製ラノリンがある。
精製ラノリンについては下記のリンク先を参照
精製ラノリンの成分と特徴 101回問279の3

 

なお、水相を有する油中水型の乳剤性基剤として、
吸水クリーム,コールドクリーム,加水ラノリンがあり、
水中油型(o/w型)の乳剤性基剤として、
親水クリーム,バニシングクリームがある。

 

関連問題
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