経口投与する液状又は流動性のある粘稠なゲル状の製剤 107回薬剤師国家試験問51
107回薬剤師国家試験 問51
日本薬局方において、「経口投与する、液状又は流動性のある粘稠なゲル状の製剤」と定義されているのはどれか。1つ選びなさい。
1 発泡顆粒剤
2 経口ゼリー剤
3 シロップ剤
4 口腔内崩壊フィルム剤
5 経口液剤
107回薬剤師国家試験 問51 解答解説
日本薬局方において、
「経口投与する、液状又は流動性のある粘稠なゲル状の製剤」と定義されているのは、
5の経口液剤である。
経口液剤には，エリキシル剤，懸濁剤，乳剤及びリモナーデ剤が含まれる。
エリキシル剤は、甘味および芳香のあるエタノールを含む澄明な液状の経口液剤である。
リモナーデ剤は、甘味および酸味のある澄明な液状の経口液剤である。
乳剤は，有効成分を微細均質に乳化した経口液剤である。
懸濁剤は，有効成分を微細均質に懸濁した経口液剤である。
以下、他の選択肢について
1の発泡顆粒剤は，経口投与する，水中で急速に発泡しながら溶解又は分散する顆粒剤である。
2の経口ゼリー剤は，経口投与する，流動性のない成形したゲル状の製剤である。
3のシロップ剤は，経口投与する，糖類又は甘味剤を含む粘稠性のある液状又は固形の製剤である。
シロップ剤には，シロップ用剤が含まれる。
シロップ用剤とは，水を加えるとき，シロップ剤となる顆粒状又は粉末状の製剤であり、ドライシロップ剤と称することができる。
4の口腔内崩壊フィルム剤は，口腔内で速やかに溶解又は崩壊させて服用する経口フィルム剤である。
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