プロパンテリン併用時のリボフラビンの吸収 99回薬剤師国家試験問167の3
99回薬剤師国家試験 問167の3
薬物の経口吸収動態についての記述の正誤を判定してみよう。
3 リボフラビンは、十二指腸付近のトランスポーターにより吸収されるので、プロパンテリン臭化物の併用により吸収量が増大する。
99回薬剤師国家試験 問167の3 解答解説
3 〇 リボフラビンは、十二指腸付近のトランスポーターにより吸収されるので、プロパンテリン臭化物の併用により吸収量が増大する。
リボフラビン(ビタミンB2)は、十二指腸付近のトランスポーターを介して吸収される。
食事や抗コリン薬により胃内容排出速度が低下すると、リボフラビンが少しずつ小腸に輸送され、
トランスポーターが飽和しにくくなるので、吸収量が増大する。
一方、絶食などで胃内容排出速度が上昇すると、短時間で多くのリボフラビンが小腸に輸送され、
トランスポーターが飽和しやすくなるので、吸収量が低下する。