核磁気共鳴スペクトル測定法ではラジオ波領域の電磁波を利用 93回薬剤師国家試験問33a

93回薬剤師国家試験 問33a
電磁波を利用する分析法に関する記述のうち、正しいものはどれか。

 

a 核磁気共鳴スペクトル測定法では、紫外線領域の電磁波を利用している。

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93回薬剤師国家試験 問33a 解答解説

 

a × 核磁気共鳴スペクトル測定法では、紫外線領域の電磁波を利用している。
→ 〇 核磁気共鳴スペクトル測定法では、ラジオ波領域の電磁波を利用している。

 

核スピンを持つ原子核(核スピン量子数I≠0)を外部磁場におくと、
ゼーマン分裂という現象が起こる。
その時、原子核にラジオ波領域の電磁波のパルスを照射すると、
ラジオ波のエネルギーを吸収して励起する。
これを核磁気共鳴現象(nuclear magnetic resonance:NMR)と呼ぶ。

 

各分析法と用いる電磁波の波長については
下記のリンク先を参照
電磁波の波長・波数と対応する分析法 91回問25

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