薬剤師国家試験過去問題集　粉体

103回薬剤師国家試験　問175
医療用活性炭の品質管理を目的として、ガス吸着法による比表面積測定を行った。
試料2.0gに対する窒素ガスの単分子吸着量が3.0×10⁻² molであったとき、この試料の比表面積（m²/g）に最も近い値はどれか。１つ選びなさい。
ただし、アボガドロ定数を6.0×10²³mol⁻¹、
窒素分子の分子占有断面積を1.6×10⁻¹⁹m² とする。
1　1.6×10²
2　2.2×10²
3　1.0×10³
4　1.4×10³
5　2.2×10³

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103回薬剤師国家試験　問175　解答解説

 

正解は4の1.4×10³である。

 

本問は、吸着法による粉体の比表面積測定に関する問題である。
比表面積(m²/g)とは単位質量当たりの表面積である。

 

本問では、粉体の比表面積を次の�@式から計算できる。

 

 

�@式の分子である“粉体に吸着する分子の断面積の合計”は、
吸着分子1個の断面積×吸着分子の個数　で算出できる。

 

問題文より、
粉体の質量は2.0gであり、
窒素ガスの単分子吸着量は3.0×10⁻² molであり、
アボガドロ定数を6.0×10²³mol⁻¹、
窒素分子の分子占有断面積を1.6×10⁻¹⁹m²
とするので、
粉体の比表面積は�@式より下記のように計算できる。

 

 

 

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103回問175(e-RECさん)

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