日本薬局方の比表面積測定法 88回薬剤師国家試験問180
88回薬剤師国家試験 問180
日本薬局方に規定された比表面積測定法に関する記述のうち、正しいものはどれか。
a 比表面積の単位は、通例、cm2の単位を用いて示す。
b 測定は、通例、100℃以上において行う。
c 吸着気体としては、窒素、クリプトンなどを用いる。
d 測定法として、流動法、容量法の2つの方法が示されている。
88回薬剤師国家試験 問180 解答解説
◆ aについて
a × 比表面積の単位は、通例、cm2の単位を用いて示す。
→ 〇 比表面積の単位は、通例、m2/gまたはcm2/gの単位を用いて示す。
比表面積とは、粉体の単位質量当たりの表面積であり、
単位はm2/gまたはcm2/gで表される。
◆ dについて
d 〇 測定法として、流動法、容量法の2つの方法が示されている。
比表面積測定法には透過法と吸着法があるが、
日本薬局方に記載されているのは、BET式を用いる気体吸着法であり、
動的流動法と容量法の2つの方法が示されている。
関連問題
比表面積測定の気体吸着法で用いる式 92回問177の2
◆ b,cについて
b × 測定は、通例、100℃以上において行う。
→ 〇 測定は、通例、液体窒素の沸点である−195.8℃で行われる。
c 〇 吸着気体としては、窒素、クリプトンなどを用いる。
日本薬局方の比表面積測定法の吸着法において、
吸着気体としては、通例、窒素を用いるが、
比表面積の小さい試料の場合は吸着気体としてクリプトンが用いられる。
なお、キャリヤー気体にはヘリウムが用いられる。
測定は、通例、液体窒素の沸点である−195.8℃で行われる。