薬剤師国家試験過去問題集 粉体

薬剤師国家試験過去問の「粉体」の問題を集めました。

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◆ 粒子径,比表面積
粒子径測定法の特徴 103回問48

 

沈降法によって粒子径を求めるときに用いる式 97回問50

 

懸濁剤の沈降法による粒子径測定 107回問179

 

分散沈降法における粒子径比と質量比 ストークス式 99回問176

 

分散沈降法による粒度測定 ストークス式:沈降速度と粒子径 86回問167

 

粒子径測定法と得られる情報 96回問167

 

顕微鏡法,沈降法,質量基準と個数基準のモード径,体積平均径と面積平均径,マーチン径とヘイウッド径 91回問166

 

ガス吸着法,マーチン径とヘイウッド径,メジアン径,粉体の粒度分布 93回問167

 

ガス吸着法による比表面積の計算 103回問175

 

◆ 流動性
粉体の流動性を改善するために大きくすべき物性値 108回問49

 

粉体の流動性を表す指標 100回問51

 

粒子径・安息角と流動性,滑沢剤の量と流動性,粒子径と空隙率,みかけ密度とオリフィスからの流出速度 89回問164

 

粉体のせん断試験と流動性 109回問179

 

造粒と流動性,見かけの比容積と流動性,吸湿と安息角,オリフィスからの流出速度と安息角,粉体の流動性とステアリン酸マグネシウムの添加量 84回問168

 

安息角と付着性・かさ密度の関係,吸湿した場合の安息角,顆粒状に製した場合の安息角 82回問167

 

◆ 充填性
タッピング後の粉体層のかさ密度の計算 100回問176

 

粉体のみかけ体積と必要最低限の内容積 95回問169

 

粉体の圧縮前後の見かけ密度 93回問168

 

タップ充填後の空隙率 91回問167

 

みかけの密度の計算 83回問167

 

◆ 吸湿性
ぬれやすさと接触角,CRHと吸湿量,CRHと水蒸気圧,吸湿と安息角,水溶性粉体の混合物のCRH 101回問174

 

粉末薬品の吸着等温線と吸湿平衡図 85回問167

 

相対湿度とは,温度変化と相対湿度,水に可溶な粉末の吸湿,水溶性粉体の混合と臨界相対湿度 84回問169

 

◆ 総合問題
医薬品を造粒する目的 102回問52

 

粒子径と安息角・空隙率・かさ密度・比表面積,個数基準と質量基準のモード径 104回問173

 

エルダーの仮説 混合物の臨界相対湿度CRHの計算 90回問168

 

顕微鏡法のフェレー径・マーチン径,質量基準と個数基準の平均粒子径,水溶性と水不溶性の混合物の臨界相対湿度,圧縮後の見かけ密度の計算,比表面積と平均粒子径の関係 107回問177

 

混合による臨界相対湿度(CRH)の変化,粉体の混合性と粒子形状・粒子径・密度 98回問276

 

粉砕と比表面積・安息角,粒子径と空隙率,個数平均径と質量平均径,ガス吸着法や空気透過法では粒度分布は得られない 97回問176

 

かさ密度と粒子密度,充填率と空隙率,比表面積と平均粒子径,コールターカウンター法,レーザー回折法 94回問168

 

内部摩擦係数・付着力と流動性,沈降法では質量基準の粒度分布が得られる,エルダーの仮説と混合物の臨界相対湿度 (CRH), 拡張ぬれと付着ぬれ接触角 95回問168

 

無晶形の配列とエネルギー,吸着法・透過法では粒度分布は得られない,ぬれやすさは固−液界面張力に依存,内部摩擦係数・付着力と流動性 90回問167

 

重量基準と個数基準の平均径,拡張ぬれと付着ぬれの接触角,エルダーの仮説と混合物の臨界相対湿度(CRH),安息角と流動性 88回問167

 

日本薬局方の比表面積測定法 88回問180

 

粉砕と比表面積・安息角,かさ密度と真密度,個数平均径と重量平均径dw 87回問167

 

粉体のぬれに関係した用語 85回問168

薬剤師国家試験過去問題集 粉体記事一覧

99回薬剤師国家試験 問176大小2種類の粒子径を有する同一物質の混合粒子の質量を、分散沈降法により沈降天秤を用いて測定したところ、図に示す結果を得た。以下の記述のうち、正しいのはどれか。つ選べ。ただし、粒子の沈降はストークスの式に従うものとする。1 大粒子と小粒子の粒子径比は2:1である。2 大粒子と小粒子の粒子径比は4:1である。3 大粒子と小粒子の質量比は1:2である。4 大粒子と小粒子の質...

100回薬剤師国家試験 問176真密度が1.2g/cm3の粉体を500mL の容器にすり切り充てんしたところ、粉体層の空隙率は25%であった。この容器をタッピングしたところ、粉体層の空隙率は17%となった。タッピング後の粉体層のかさ密度(g/cm3)に最も近い値はどれか。1つ選びなさい。1 0.72 0.83 0.94 1.05 1.1

95回薬剤師国家試験 問169真密度 1.6 g/cm3で、空隙率 0.20 の特性をもつ粉体がある。いまこれを 1kg 秤量し、容器に移し替えたい。粉体のみかけ体積の20%増を容器の容積として見込むとすると、必要最低限の内容積 ( cm3 ) として最も適当な値はどれか。ただし、容器内での充てん状態は、空隙率測定時の状態と同じとする。1 6302 9403 1,6004 2,0005 2,400

93回薬剤師国家試験 問168空隙率が65%の粉体層がある。空隙率が20%になるまで粉体を圧縮したとき、粉体層の見かけ密度(かさ密度)はもとの状態の何倍になるか、最も近い数値はどれか。ただし、粉体粒子の真密度は1.65 g/cm 3であり、粒子内に空隙はなく、圧縮により真密度は変化しないものとする。1 1.92 2.33 2.64 2.95 3.36 3.6

91回薬剤師国家試験 問167一定量の粉体試料を底面積3 cm2の円筒容器に静かに充てんしたところ、高さは10 cmとなり、その空隙率は55%であった。次にその粉体の入った容器を一定の高さから一定速度で繰り返し落下させてタップ充てんしたところ、粉体層の高さは7 cmとなった。このときの空隙率(%)として最も近い値はどれか。1 332 363 394 425 45

107回薬剤師国家試験 問177粉体の性質に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選びなさい。1 顕微鏡法により得られた粒子の投影像を一定方向の2本の平行線で挟んだとき、平行線間の長さに相当する粒子径をマーチン径という。2 同一粉体において、質量基準による粒度分布の平均粒子径より、個数基準による粒度分布の平均粒子径の方が小さい。3 水溶性の結晶性粉体の臨界相対湿度は、水不溶性の結晶性粉体と混合す...

91回薬剤師国家試験 問166粉体の粒子径あるいは粒子径分布に関する記述の正誤について、正しいものはどれか。a 顕微鏡法では、個数基準の粒子径分布が得られる。b 沈降法では、質量基準の粒子径分布が得られる。c 同一粉体では、個数基準分布から得られるモード径は、質量基準分布から得られるモード径よりも大きい。d 同一粉体では、体積平均径は、面積平均径よりも小さい。e マーチン径は、粒子の投影面積と同じ...

103回薬剤師国家試験 問175医療用活性炭の品質管理を目的として、ガス吸着法による比表面積測定を行った。試料2.0gに対する窒素ガスの単分子吸着量が3.0×10−2 molであったとき、この試料の比表面積(m2/g)に最も近い値はどれか。1つ選びなさい。ただし、アボガドロ定数を6.0×1023mol−1、窒素分子の分子占有断面積を1.6×10−19m2 とする。1 1.6×1022 2.2×10...

93回薬剤師国家試験 問167粉体の粒度分布、比表面積に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。a Langmuir式やBET式を用いるガス吸着法は、いずれも試料粉体表面におけるガスの単分子層吸着量を算出し、比表面積を求める方法である。b マーチン径は、粒子の投影面積と同じ面積を持つ円の直径に相当する。c メジアン径は、質量基準及び個数基準の累積分布曲線における50%累積値に対応する粒子径である...

89回薬剤師国家試験 問164粉体の性質に関する記述のうち、正しいものはどれか。1 同一成分の粉体においては、粒子径が小さいほど流動性が良くなる。2 安息角の小さい粉体ほど流動性が良い。3 混合粉体の流動性は、滑沢剤の添加量に比例して、直線的に増大する。4 粒子径が大きい粉体ほど空隙率が大きくなる。5 みかけ密度(かさ密度)の小さい粉体ほどオリフィスからの流出速度が増大する。

97回薬剤師国家試験 問176粉体の性質に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選びなさい。1 粉砕しても、その比表面積は変化しない。2 粉砕すると、安息角は小さくなる。3 粒子径が大きいほど、空隙率が大きい粉体層を形成する。4 個数平均径 Dn と質量平均径 Dw を比較すると、Dn wである。5 ガス吸着法や空気透過法による粒子径測定では、粒度分布は得られない。

94回薬剤師国家試験 問168粉体の性質及びその評価法に関する記述のうち、正しいものはどれか。1 一般に、粉体のかさ密度は粒子密度に比べて大きい。2 粉体層のみかけ体積に対する粒子の実体積の割合を充てん率といい、充てん率の逆数を粉体の空隙率という。3 密度が同一な球形粒子からなる粉体では、それぞれの粉体の平均粒子径は比表面積に反比例する。4 コールターカウンター法では、個々の粒子の粒子径と同時に粒...

90回薬剤師国家試験 問167固体粒子・粉体の性質に関する記述のうち、正しいものはどれか。a 無晶形は、粒子を構成する分子や原子が規則的に配列し、結晶に比べて低いエネルギー状態にある。b ガス吸着法や空気透過法による粒子径測定では、粒度分布は得られない。c 粒子のぬれやすさは、粒子と液体の固−液界面張力には依存しない。d 粉体の内部摩擦係数と付着力が小さいほど、流動性は良い。

95回薬剤師国家試験 問168粒子及び粉体に関する記述のうち、正しいものはどれか。a 粉体の内部摩擦係数と付着力が小さいほど、流動性はよい。b 沈降法による粒度分布測定では、質量基準の粒度分布が得られる。c エルダー ( Elder ) の仮説が成立する場合、2種類以上の水溶性粉体の混合物の臨界相対湿度 ( CRH ) は、個々の粉体のCRHよりも大きくなる。d 粉体を圧縮して製した平面に液を滴下...

98回薬剤師国家試験 問276粉末薬品の混合に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選びなさい。1 互いに相互作用を起こさない水に可溶な2種の結晶性粉末を混合すると、臨界相対湿度は上昇する。2 水に可溶な結晶性粉末と不溶な結晶性粉末とを混合すると、水に可溶な結晶性粉末の臨界相対湿度は低下する。3 粉末薬品の混合性は、粉末薬品の粒子形状の影響を受ける。4 2種の粉末薬品を混合する場合、粒子の密度差...

101回薬剤師国家試験 問174医薬品粉体のぬれ及び吸湿に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選びなさい。1 ぬれやすいほど粉体に対する液体の接触角が大きい。2 水溶性の結晶性粉体では、臨界相対湿度(CRH)未満において急激な吸湿は起こらない。3 CRH では、粉体粒子表面を覆う薬物の飽和水溶液の水蒸気圧と、空気中の水蒸気圧が等しい。4 粉体は、吸湿により安息角が減少する。5 2種類の水溶性の...

101回薬剤師国家試験 問174の2,3医薬品粉体のぬれ及び吸湿に関する記述の正誤を判定してみよう。2 水溶性の結晶性粉体では、臨界相対湿度(CRH)未満において急激な吸湿は起こらない。3 CRH では、粉体粒子表面を覆う薬物の飽和水溶液の水蒸気圧と、空気中の水蒸気圧が等しい。

104回薬剤師国家試験 問172球形粒子から成るある粉体を分級して得られた粉体A及びBの個数基準の粒度分布曲線を図に示した。この図から考えられることとして、適切なのはどれか。2つ選びなさい。1 粉体Aは粉体Bより小さな安息角を示す。2 粉体Aは粉体Bより小さな空隙率を示す。3 粉体Aは粉体Bより小さなかさ密度を示す。4 粉体Aは粉体Bより小さな比表面積を示す。5 粒度分布を質量基準で表すと、粉体A...

88回薬剤師国家試験 問167医薬品粉体の性質に関する記述のうち、正しいものはどれか。a 同一の粉体について、沈降法による重量基準の重量平均径は、顕微鏡法による個数基準の長さ平均径よりも大きい。b 粉体表面への液体のぬれを考えるとき、拡張ぬれの接触角は付着ぬれの接触角よりも大きい。c エルダー(Elder)の仮説が成立する場合、2種類以上の水溶性粉体の混合物の臨界相対湿度(CRH)は、個々の粉体の...

87回薬剤師国家試験 問167粉体の特性に関する記述のうち,正しいものはどれか。a 粉砕しても,その比表面積は変化しない。b メスシリンダーに充てんして求めたかさ密度は,真密度より小さい。c 粉砕すると,安息角は小さくなる。d 個数平均径dnと重量平均径dwを比較すると,dn<dwである。

86回薬剤師国家試験 問167大、小2種の粒子径を有する同一物質の混合粉体について、アンドレアゼンピペットを用いて分散沈降法による粒度測定を行った。図に示すように、一定の深さにおける分散粒子の濃度(懸濁液濃度)は、測定開始後時間tまで初濃度C0のままであったが、時間tで大きく変化し、時間2tで0となった。なお、粒子はすべて、ストークスの式に従い沈降したものとする。この実験に関する記述のうち、正しい...

85回薬剤師国家試験 問167下図は、粉末薬品(単品)に種々の相対湿度のもとで水蒸気を接触させたときの、吸着等温線(T)及び一定温度における吸湿平衡図(II)を示したものである。この図に関する次の記述の正誤について、正しいものはどれか。a Iは水に不溶性の物質であり、Uは水溶性の場合である。b IはBET型といわれ、多分子層吸着の場合なので、この結果から単分子層飽和吸着量に相当する吸着量を求めるこ...

82回薬剤師国家試験 問167医薬品粉体の安息角に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。a 医薬品粉体は吸湿により安息角が大きくなる。b 安息角の大きい医薬品粉体ほど、その流動性は悪い。c 安息角の大きい医薬品粉体ほど、その付着性は小さい。d 医薬品粉体を顆粒状に製した場合は、その安息角はもとの粉体よりも小さくなる。e みかけの密度(かさ密度)の大きい医薬品粉体ほど、その安息角は大きい。

106回薬剤師国家試験 問177表に示す特性を有する2種類の水溶性薬物の結晶性粉体A、Bがある。以下の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。ただし、粉体A、Bはいずれも結晶粒子内に空隙はなく、粒子密度と真密度は等しいものとする。また、粉体AとBの相互作用はないものとする。1 疎充てん時において、粉体Aのかさ比容積は粉体Bの2倍以上である。2 疎充てん時において、粉体Aのかさ密度は粉体Bの2倍以上...

88回薬剤師国家試験 問180日本薬局方に規定された比表面積測定法に関する記述のうち、正しいものはどれか。a 比表面積の単位は、通例、cm2の単位を用いて示す。b 測定は、通例、100℃以上において行う。c 吸着気体としては、窒素、クリプトンなどを用いる。d 測定法として、流動法、容量法の2つの方法が示されている。

84回薬剤師国家試験 問168粉体の流動性に関する次の記述の正誤について、正しいものはどれか。a 造粒して、粒子径を増大させ、細粒や顆粒にすると流動性が増す。b 見かけの比容積が大きい粉体は流動性が優れている。c 粉体は吸湿により安息角が大きくなる。d オリフィスからの流出速度の大きな粉体では安息角は小さい。e 粉体の流動性はステアリン酸マグネシウムの添加量に比例して増大する。

84回薬剤師国家試験 問169薬物の吸湿度に関する次の記述の正誤について、正しいものはどれか。a 相対湿度とは、実在する水蒸気圧の値を、その温度の飽和水蒸気圧の値で割った値を百分率で表したものである。b 温度が異なっていても相対湿度の値が同じであれば、実在する水蒸気圧は同じである。c 水に可溶な結晶性粉末は臨界相対湿度が定まっていて、それ以上の相対湿度では吸湿量が急激に大きくなる。d 互いに反応を...

107回薬剤師国家試験 問179図の装置を用いて、懸濁剤に分散している球状の粉末粒子の粒子径を測定した。本測定に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選びなさい。ただし、分散媒、分散粒子の密度はそれぞれ1.0 g/cm3、2.0 g/cm3とする。1 アンドレアゼンピペットを用いた沈降法による粒子径測定である。2 ラングミュア式を利用して粒子径を算出する。3 コロイド粒子の粒子径を測定することが...

109回薬剤師国家試験 問1792種類の粉体A及びBの粉体層について、図1に示すように、種々の垂直応力(σ:シグマ)を加えた状態で可動セルを水平方向に引っ張ることでせん断試験を行った。得られたせん断応力(τ:タウ)の値をσに対してプロットした結果を図2に示す。以下の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選びなさい。ただし、σとτの間にはクーロンの式が成立するものとする。1 粉体Aは粉体Bよりも安息角が...

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