粉体の比表面積と平均粒子径 107回薬剤師国家試験問177の5

107回薬剤師国家試験 問177の5
粉体の性質に関する記述の正誤を判定してみよう。

 

5 試料粉体の比表面積と平均粒子径が比例することから、比表面積を測定することで試料粉体の平均粒子径を求めることができる。

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107回薬剤師国家試験 問177の5 解答解説

 

5 × 試料粉体の比表面積と平均粒子径が比例することから、比表面積を測定することで試料粉体の平均粒子径を求めることができる。
→ 〇 試料粉体の比表面積と平均粒子径が反比例することから、比表面積を測定することで試料粉体の平均粒子径を求めることができる。

 

比表面積(m2/g)とは単位質量当たりの表面積である。

 

粉体の平均粒子径(d)と比表面積(Sw)の関係は次式で表される。

 

粉体の比表面積と平均粒子径は反比例する 107回問177の5

 

上式より、粉体の比表面積と平均粒子径は反比例し、
比表面積から平均粒子径を求めることができる。

 

なお、粉体の比表面積測定法として、
透過法(Kozeny-Carman式を用いる)や、
吸着法(Langmuir式やBET式を用いる)がある。

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