ハロゲン化アルキルとマグネシウム グリニャール試薬の生成(合成反応) 93回薬剤師国家試験問9c
第93回薬剤師国家試験 問9c
クロロベンゼンに関する記述の正誤を判定してみよう。
c クロロベンゼンは、テトラヒドロフラン中、金属マグネシウムと反応してグリニャール試薬を生成する。
第93回薬剤師国家試験 問9c 解答解説
c ○ クロロベンゼンは、テトラヒドロフラン中、金属マグネシウムと反応してグリニャール試薬を生成する。
ハロゲン化アルキル、ハロゲン化ビニル、ハロゲン化アリールといった有機ハロゲン化物(R−X)は、エーテルまたはテトラヒドロフラン(THF)の中で金属マグネシウムと反応させると、R−MgXのグリニャール試薬となる。
なお、グリニャール試薬は、Mgが正電荷を帯び、Mgと結合している炭素が負電荷を帯びるような物質であり、カルボアニオンとして振る舞う。