2次反応における初濃度と半減期の対数値のグラフ 88回薬剤師国家試験問166

88回薬剤師国家試験 問166
薬物Aの分解はAの2次反応である。いま、薬物Aの初濃度C0を種々変化させて半減期t1/2を実験的に求め、その対数値をlogC0に対してプロットしたとき、正しい図は1〜5のどれか。

 

2次反応 初濃度と半減期の対数値のグラフ 88回薬剤師国家試験問166

トップページへ

 

薬剤師国家試験過去問題 科目別まとめ一覧 へ

 

薬剤師国家試験過去問題集 反応速度論 一覧へ

 

 

88回薬剤師国家試験 問166 解答解説

 

正解は4である。

 

2次反応 初濃度と半減期の対数値のグラフ 88回薬剤師国家試験問166

 

薬物Aの分解は2次反応に従う。
2次反応の特徴は下記のリンク先を参照
2次反応の速度式,半減期,グラフ

 

2次反応の半減期(t1/2)と初濃度(C0)の関係式として、
次式が成り立つ。

 

2次反応 初濃度と半減期の対数値のグラフ 88回薬剤師国家試験問166

 

上式より、分解が2次反応に従う薬物について、
logC0に対してlogt1/2プロットすると、
傾きが−1、y切片が−logk 2の直線が得られる。

 

2次反応 初濃度と半減期の対数値のグラフ 88回薬剤師国家試験問166

トップへ戻る