温度が13℃から30℃に上昇したとき、反応速度は約何倍に増加するか 90回薬剤師国家試験問166

90回薬剤師国家試験 問166
ある薬物は一次速度過程に従って分解し、その半減期t1/2と絶対温度Tとの関係をプロットすると下図のようになった。温度が13℃から30℃に上昇したとき、反応速度は約何倍に増加するか。最も近い値はどれか。ただし、必要ならば101/2 = 3.16として計算せよ。

 

90回薬剤師国家試験問166 温度が13℃から30℃に上昇したとき、反応速度は約何倍に増加するか

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90回薬剤師国家試験 問166 解答解説

 

正解は4の10倍である。

 

90回薬剤師国家試験問166 温度が13℃から30℃に上昇したとき、反応速度は約何倍に増加するか

 

13℃(286K)の時、
図の横軸の1/T×103の値は、
1/286×103 ≒ 3.5 であり、
縦軸のlog t1/2は3.0である。
よって、13℃(286K)の時、t1/2は1000である。

 

30℃(303K)の時、
図の横軸の1/T×103の値は、
1/303×103 ≒ 3.3 であり、
縦軸のlog t1/2は2.0である。
よって、30℃(303K)の時、t1/2は100である。

 

したがって、温度が13℃(286K)から30℃(303K)へ上昇するのに伴い、
半減期は1/10になり、
反応速度定数kの値は10倍になり、
反応速度は10倍になったと考えられる。

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