薬剤師国家試験過去問題集 分布

薬剤師国家試験過去問の「分布」の問題を集めました。

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平衡透析法で血漿タンパク質に結合した薬物濃度を示す式 109回問43

 

みかけの分布容積とは,特定臓器に分布する薬物の分布容積,加齢と分布容積,タンパク結合率が高い薬物の分布容積,定常状態の非結合型濃度 109回問173

 

血漿タンパク質と薬物の結合 108回問169

 

薬物の血漿タンパク結合に関する問題 94回問154

 

有窓内皮,リンパ管への移行,アルブミン,OATP1B1,乳汁中への移行 105回問170

 

分布容積を表す式 106回問43

 

分布容積が大きい薬物 103回問43

 

アルブミンに結合しやすい薬物 98回問42

 

プロプラノロールとの親和性が高い血漿タンパク質 107回問43

 

分布容積と血漿タンパク結合性・組織結合性との関係 103回問168

 

薬物の組織分布と分布容積,α1−酸性糖タンパク質 101回問167

 

血流量と組織移行性,血液脳脊髄液関門,分子量5000以下の薬物,血漿タンパク結合率と分布容積 97回問168

 

薬物の血漿タンパク結合の測定法 97回問43

 

薬物のアルブミンに対する結合定数の計算 104回問165

 

薬物のアルブミンに対する結合定数の計算 90回問154

 

薬物の血漿タンパク結合の解析に用いられる式 99回問42

 

タンパク結合のスキャッチャードプロットによる解析 89回問152

 

Scatchardプロットとタンパク結合の競合阻害 102回問166

 

タンパク結合のラングミュアプロットと両逆数プロット 91回問154

 

両逆数プロットによるタンパク結合の解析 99回問168

 

両逆数プロットとタンパク結合の競合阻害 107回問170

 

血液脳関門の実体である細胞 108回問43

 

脳毛細血管でのP-糖タンパク質の局在と機能 105回問42

 

薬物の脳移行に関する問題 104回問164

 

血液脳関門に関する問題 98回問168

 

血液脳関門透過速度と分配係数の関係 99回問268−269

 

血液脳関門透過速度と分配係数の関係 92回問153

 

血液脳脊髄液関門の実体 100回薬問42

 

胎盤関門,エバンスブルーの分布容積,肝臓の毛細血管壁 95回問155

 

血流量と移行速度,β−ラクタムの脳脊髄液への移行,脂溶性と胎盤関門の透過性,血漿タンパク非結合率と分布容積 93回問153

 

母体から胎児への移行性が低い薬物 104回問43

 

薬物の胎児への移行に関する問題 106回問171

 

薬物の胎盤透過に関する問題 100回問268−269

 

妊娠時の薬物動態 97回問266−267

 

薬物の乳汁移行性 101回問42

 

薬物の乳汁移行に関する問題 103回問195

 

アセトアミノフェンの乳汁移行性 106回問268−269

 

薬物のリンパ系への移行に関する問題 108回問170

 

薬物のリンパ系への移行に関する問題 96回問153

 

薬剤師国家試験過去問題 分布記事一覧

109回薬剤師国家試験 問43血漿タンパク質と結合する薬物について、平衡透析法により薬物の血漿タンパク結合率を測定した。半透膜で隔てた透析セルの左側に血漿を、右側に薬物溶液をそれぞれ加え、平衡に達するまで37 ℃で振とうした。各透析セルの薬物濃度を[A]〜[C]とするとき、血漿タンパク質に結合した薬物濃度を示す式はどれか。1つ選びなさい。

109回薬剤師国家試験 問173薬物のみかけの分布容積とその変動に関与する血漿タンパク結合に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選びなさい。1 みかけの分布容積は、体内薬物量と血漿中薬物濃度の平衡定数として定義される。2 特定の臓器や細胞内小器官(核やリソソーム、ミトコンドリアなど)に分布する薬物は、体重1kg あたりの分布容積が10L を越えることがある。3 脂溶性の高い薬物の分布容積は加齢...

103回薬剤師国家試験 問168薬物の血漿タンパク結合、組織結合及び分布容積に関する記述のうち、誤っているのはどれか。2つ選びなさい。ただし、定常状態における血漿中非結合形薬物濃度と組織中非結合形薬物濃度は等しいものとする。1 血漿タンパク結合の変動が分布容積に及ぼす影響は、組織結合性が大きい薬物ほど顕著である。2 薬物の血漿中濃度に対する組織中濃度の比は、組織中非結合形分率に対する血漿中非結合形...

105回薬剤師国家試験 問170薬物の生体内分布に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選びなさい。1 腎臓や小腸粘膜の毛細血管は有窓内皮であるため、低分子薬物は窓構造に存在する小孔を介して毛細血管を透過できる。2 皮下に投与された分子量5000以下の薬物は、毛細血管よりも毛細リンパ管に移行しやすい。3 アルブミンは血漿中に約4 g/dL 存在し、プロプラノロールやイミプラミンのような塩基性薬物...

108回薬剤師国家試験 問169血漿タンパク質と、血漿タンパク質と薬物の結合に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選びなさい。1 血漿タンパク質と薬物の結合は、通常、共有結合である。2 血漿タンパク質のうち、最も多く存在するのがγ−グロブリンである。3 血漿タンパク質のうち、α1−酸性糖タンパク質は多くの酸性薬物と結合する。4 血漿アルブミン濃度は肝硬変で低下し、血漿中の薬物の非結合形の割合が...

89回薬剤師国家試験 問152薬物Aと薬物Bのアルブミンとの結合はラングミュアー式に従い、図に示す直線が得られた。その結果に関する記述のうち、正しいものはどれか。2つ選びなさい。ここで、Dfは非結合形薬物濃度、rはアルブミン1分子あたりの結合薬物分子数である。a 図は逆数プロットと呼ばれる。b 薬物Aと薬物Bのアルブミン分子上の結合部位数は等しい。c 薬物Aと薬物Bのアルブミンとの結合は、いずれも...

102回薬剤師国家試験 問166ある薬物のアルブミンへの結合定数は10(μmol/L)−1、結合部位数は2である。この薬物のアルブミン結合に関するScatchardプロットを実線で表し、結合が競合的に阻害された場合を点線で表すとき、正しい図はどれか。1つ選びなさい。ただし、図中のrはアルブミン1分子あたりに結合している薬物の分子数を、[Df](μmol/L)は非結合形薬物濃度を示す。

107回薬剤師国家試験 問170ある薬物のアルブミンへの結合に関する両逆数プロットを実線で表し、また、この薬物のアルブミンへの結合が別の薬物の共存により競合的に阻害された場合を点線で表すとき、正しい図はどれか。1つ選びなさい。ただし、図中のrはアルブミン1分子あたりに結合している薬物の分子数を、[Df]は非結合形薬物濃度を示す。

99回薬剤師国家試験 問168下図は、薬物と血漿タンパク質との結合実験の結果から得られた両逆数プロットである。この薬物の血漿タンパク質に対する結合定数K((μmol/L)−1)として最も近い値はどれか。1つ選びなさい。ただし、図中のrは血漿タンパク質1分子あたりに結合している薬物の分子数を、[Df](μmol/L)は非結合形薬物濃度を示す。1 252 503 1004 1255 250

91回薬剤師国家試験 問154薬物のタンパク結合がLangmuir型で表されるとき、次の記述について、正しいものはどれか。a タンパク質が薬物分子に対して同じ親和性をもつとき、横軸に薬物の非結合形濃度の逆数、縦軸にタンパク質1分子当たりの結合形薬物分子数の逆数をとると右上がりの直線が得られ、縦軸との切片の逆数はタンパク質1分子当たりの薬物の結合部位数となる。b 結合定数が大きい薬物では、薬物濃度が...

104回薬剤師国家試験 問165ある薬物のアルブミンに対する結合定数を、平衡透析法を用いて測定した。半透膜で隔てた2つの透析セルの一方に0.6mmol/Lのアルブミン溶液を加え、他方には0.6mmol/Lの薬物溶液を同容積加えた。平衡状態に達したとき、アルブミン溶液中の薬物濃度は0.4mmol/L、他方の薬物濃度は0.2mmol/L であった。薬物の結合定数K(L/mmol)に最も近い値はどれか。...

90回薬剤師国家試験 問154ある薬物のアルブミンに対する結合定数を、半透膜の袋を用いた平衡透析法により測定した。袋の内液中のアルブミンの濃度を2.4 mmol/L、外液中の薬物初濃度を1.0 mmol/Lとし、平衡状態に達したときの外液中の薬物濃度を測定したところ、0.3mmol/Lであった。薬物の結合定数K (L/mmol)として最も近い値は次のどれか。ただし、アルブミン1分子当たりの薬物の結...

101回薬剤師国家試験 問167薬物の組織分布に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選びなさい。1 組織移行性の大きい薬物の分布容積は、血漿容積に近い値となる。2 組織成分との結合が強い薬物の分布容積は、総体液量を超えることがある。3 薬物の組織分布が平衡に達すると、血漿中と組織中の非結合形分率は等しくなる。4 組織中非結合形分率に対する血漿中非結合形分率の比が大きい薬物ほど、分布容積は大きい...

104回薬剤師国家試験 問164薬物の脳移行に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選びなさい。ただし、血漿と脳組織間で薬物分布が平衡状態にあるものとする。1 血液脳関門では毛細血管内皮細胞が密着結合で強く連結しているため、薬物が脳移行するためには毛細血管を経細胞的に透過しなければならない。2 薬物の血漿中非結合形分率の増大は、血漿中薬物濃度に対する脳内薬物濃度の比を上昇させる。3 単純拡散のみ...

106回薬剤師国家試験 問171薬物の胎児への移行に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選びなさい。1 母体血と胎児血が胎盤内で混ざり合うことで、薬物は母体血から胎児血へ移行する。2 胎盤にはP-糖タンパク質が発現し、薬物の胎児血への移行を抑制している。3 胎盤にはシトクロムP450などの薬物代謝酵素が存在しないため、薬物は胎盤で代謝を受けることなく胎児血に移行する。4 胎盤には母体血中の抗体...

106回薬剤師国家試験 問268−26938歳女性。腰痛のため近医を受診したところ以下の薬剤を処方され、1歳0ヶ月の幼児(体重9kg)を伴って薬局を訪れた。幼児は、1回の授乳で200mL程度の母乳を飲むことがあるとのこと。母乳による育児の継続を強く望んでいるが、薬の服用後に母乳中に薬が移行して子どもに影響することに不安を持っているとのことであった。アセトアミノフェンの乳汁/血漿中薬物濃度比は0.9...

108回薬剤師国家試験 問170薬物のリンパ系への移行に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選びなさい。1 消化管からリンパ系を介して吸収された薬物は、肝初回通過効果を受けずに全身循環系に到達する。2 リンパ系に移行した薬物は、血液循環系へ移行した薬物に比べてゆっくりと全身に分布する。3 毛細リンパ管内皮細胞は密着結合を形成しているため、分子量の小さい薬物の方が透過しやすい。4 皮下投与された...

99回薬剤師国家試験 問268−26932歳女性。消化器外来に通院中。数日前からじん麻疹を発症し、抗アレルギー薬が追加処方されることになった。担当医師から薬剤師に対して、「患者がなるべく眠くならない薬剤を希望しているが、推奨できるものは何か」と問い合わせがあった。問268(実務)薬剤師が推奨すべき抗アレルギー薬として、最も適切なのはどれか。1つ選びなさい。1 シプロヘプタジン塩酸塩水和物2 エバス...

100回薬剤師国家試験 問269薬物の胎盤透過に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選びなさい。1 一般に、分子量5000以上の薬物も透過して胎児へ移行する。2 胎盤にはP−糖タンパク質が発現し、薬物の胎児への移行を促進している。3 多くの薬物の胎盤透過は、pH分配仮説に従う。4 一般に、母体中の血漿タンパク質結合形薬物は、胎児へ移行しない。5 一般に、水溶性の高い薬物ほど胎盤を透過しやすい。

101回薬剤師国家試験 問42薬物の乳汁移行性について正しい記述はどれか。1つ選びなさい。1 乳汁は血漿に比べて塩基性であるため、弱塩基性薬物は乳汁中に移行しやすい。2 乳汁は血漿に比べて塩基性であるため、弱酸性薬物は乳汁中に移行しやすい。3 乳汁は血漿に比べて酸性であるため、弱塩基性薬物は乳汁中に移行しやすい。4 乳汁は血漿に比べて酸性であるため、弱酸性薬物は乳汁中に移行しやすい。5 乳汁と血漿...

94回薬剤師国家試験 問154薬物の血漿タンパク結合に関する記述のうち、正しいものはどれか。2つ選びなさい。1 薬物と血漿タンパク質との結合の親和性は結合定数で表され、この数値が小さいほど親和性が高い。2 ジアゼパムは、アルブミン分子上の薬物結合部位のサイトUに結合する。3 プロプラノロールは、α1−酸性糖タンパク質に結合する。4 インドメタシンは、ワルファリンの血漿タンパク結合を競合的に阻害し、...

96回薬剤師国家試験 問153薬物のリンパ系への移行に関する記述のうち、正しいものはどれか。2つ選びなさい。a リンパ液の流速は血流速度の数百分の一と遅いが、リンパ系を介する薬物の組織分布は血管系を介するものとほぼ等しい。b リンパ系に移行した薬物がもとのリンパ液中に戻り、循環を繰り返す可能性は低い。c 筋肉内に投与した薬物がリンパ系、血管系のどちらに吸収されるかは分子量に依存し、その境界の分子量...

97回薬剤師国家試験 問168薬物の組織移行に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選びなさい。1 皮膚、筋肉、脂肪などの組織では、組織単位重量あたりの血流量が小さいために、一般に血液から組織への薬物移行が遅い。2 脈絡叢では上皮細胞どうしが強固に結合し、血液脳脊髄液関門を形成している。3 分子量5000以下の薬物は、筋肉内投与後、リンパ系に選択的に移行する。4 組織結合率が同じ場合、血漿タンパ...

93回薬剤師国家試験 問153組織への薬物移行に関する記述のうち、正しいものはどれか。2つ選びなさい。a 皮膚、筋肉、脂肪などの組織では、組織単位質量当たりの血流量が大きいため、一般に血液から組織への薬物移行が速い。b β−ラクタム抗生物質は、脈絡叢を介した能動輸送により、脳脊髄液に移行する。c 脂溶性の高い薬物は、胎盤関門の透過性が高く、胎児に移行しやすい。d プロプラノロールは、血漿タンパク非...

95回薬剤師国家試験 問155薬物の生体内移行に関する記述について、正しいものはどれか。3つ選びなさい。1 一部の薬物の母体から胎児への移行は、胎盤関門により制限されている。2 脈絡叢には、ベンジルペニシリンを脳脊髄液から血液中へ排出する機構が存在する。3 エバンスブルーは、血漿中のアルブミンとほとんど完全に結合するため、その分布容積は血漿容積とほぼ等しくなる。4 肝臓の毛細血管壁の構造は、有窓内...

98回薬剤師国家試験 問168血液脳関門に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選びなさい。1 血液脳関門の実体は、脈絡叢上皮細胞である。2 分子量の大きな薬物は、血液脳関門を透過しやすい。3 血液脳関門には種々の栄養物質の輸送系が存在し、一部の薬物はこの輸送系によって脳内へ分布する。4 薬物の水溶性が高いほど、単純拡散による脳への移行性は大きい。5 脳毛細血管内皮細胞に存在するP−糖タンパク質...

97回薬剤師国家試験 問266−26729歳女性。以下の処方せんを保険薬局に提出し、調剤を依頼した。問266(実務)調剤前に患者から情報収集したところ、妊娠の可能性があるが、医師には伝えていないとのことであった。添付文書には「妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい」との記載がある。薬剤師の対応として、最も適切なのはどれか。1つ選びなさい。1 処方せん通り調剤し、妊娠が確定...

90回薬剤師国家試験 問155薬物の分布に関する記述の正誤について、正しいものはどれか。2つ選びなさい。a 血液脳関門を介した薬物の脳内移行については、水溶性が高い薬物ほど、脳へ移行しやすい。b 分子量5000以上の薬物は皮下注射すると、分子量が大きいため血管内皮細胞の間隙を通過しにくく、一部はリンパ系に移行する。c 経口投与では、一般に薬物は血管系へ移行するが、脂溶性ビタミンのビタミンAなどはリ...

91回薬剤師国家試験 問155リンパ系への薬物移行に関する記述のうち、正しいものはどれか。2つ選びなさい。a リンパ系へ移行した薬物は、血液循環系へ移行した薬物に比べて速やかに全身へ分布する。b リンパ管の内皮細胞では、その間隙が大きく開いているところがあるため、血管に比べて分子量の大きな物質が透過しやすい。c 消化管からリンパ系を介して吸収された薬物は、肝初回通過効果を受ける。d 消化管から脂溶...

92回薬剤師国家試験 問153図は分子量400以下の薬物の血液脳関門透過速度とn−オクタノール/水分配係数の関係を示したものである。図中の薬物に関する記述について、正しいものはどれか。2つ選びなさい。ただし、B群の薬物は血液脳関門透過速度と分配係数との問に、図に示す直線関係がみられた。a A群の薬物は、毛細血管内皮細胞から血中へ能動的に排出される可能性が高い。b B群の薬物は、受動拡散によって血液...

103回薬剤師国家試験 問195薬物の乳汁移行に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選びなさい。1 母乳pHは血漿pHよりも高値であるため、塩基性薬物は母乳中に移行しやすい。2 相対的乳児摂取量は、薬物の乳汁中濃度と母体血漿中濃度の比に100を乗じて算出する。3 乳汁/血漿中薬物濃度比(M:P比)に影響を及ぼす要因として、薬物の脂溶性、分子量、タンパク結合率、pKaがある。4 ブロモクリプチン...

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