ピリジンとピロリジンの塩基性 非共有電子対の混成軌道と塩基性 96回薬剤師国家試験問9b

第96回薬剤師国家試験 問9b
ピリジンに関する記述の正誤を判定してみよう。

 

b ピリジンはピロリジンより塩基性が弱い。

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第96回薬剤師国家試験 問9b 解答解説

 

b ○ ピリジンはピロリジンより塩基性が弱い。

 

★ 窒素の非共有電子対が入る混成軌道のs性が低いほど塩基性が強い。

 

詳細は下記のリンク先を参照
非共有電子対の軌道と塩基性 82回問2ab

 

 

ピロリジンの窒素の非共有電子対はsp3混成軌道を占めるのに対し、
ピリジンの窒素の非共有電子対はsp2混成軌道を占める。
よって、ピロリジンの方が塩基性は強い。

 

ピリジンとピロリジンの塩基性 非共有電子対の混成軌道と塩基性 96回問9b

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