芳香族アミンの共役酸のpKaの比較 109回薬剤師国家試験問101

109回薬剤師国家試験 問101
以下のアンモニウムイオンのうち、pKa値が最小なのはどれか。1つ選びなさい。

 

109回薬剤師国家試験問101 以下のアンモニウムイオンのうち、pKa値が最小なのはどれか

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109回薬剤師国家試験 問101 解答解説

 

pKa値が最小なのは、
選択肢5のアンモニウムイオンである。

 

109回薬剤師国家試験問101 以下のアンモニウムイオンのうち、pKa値が最小なのはどれか

 

pKa値が低いほど、酸性が強いことを示すので、
本問では、最も酸性の強いアンモニウムイオンが正解となる。

 

アンモニウムイオンは、アミンの共役酸である。

 

塩基の塩基性とその共役酸の酸性度の関係は下記の通り。

 

塩基の塩基性が強い⇔共役酸の酸性が弱い
塩基の塩基性が弱い⇔共役酸の酸性が強い

 

よって、アンモニウムイオンの酸性を比較するには、
元のアミンの塩基性を比較すれば良い。

 

置換基による芳香族アミンの塩基性の強さの序列は下記の通り。

 

109回薬剤師国家試験問101 以下のアンモニウムイオンのうち、pKa値が最小なのはどれか

 

この序列となる理由は、下記のリンク先を参照
芳香族アミンの置換基と塩基性の関係 84回問13

 

以上より、
本問のアンモニウムイオンの酸性と、元の塩基の塩基性の強さの序列は以下の通り。

 

109回薬剤師国家試験問101 以下のアンモニウムイオンのうち、pKa値が最小なのはどれか

 

 

関連問題
・置換基の位置による芳香族アミンの塩基性の変化 82回問14cd

 

・芳香族カルボン酸の置換基による酸性の変化 96回問7c

 

 

★他サイトさんの解説へのリンク
109回問101(e-RECさん)

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