強酸性陽イオン交換樹脂に最も強く結合するイオンはどれか 104回薬剤師国家試験問4

104回薬剤師国家試験 問4
強酸性陽イオン交換樹脂に最も強く結合するイオンはどれか。1つ選びなさい。

 

1 塩化物イオン
2 カルシウムイオン
3 グリシン(双性イオン)
4 硫酸イオン
5 ナトリウムイオン

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104回薬剤師国家試験 問4 解答解説

 

強酸性陽イオン交換樹脂に最も強く結合するイオンは、
2のカルシウムイオン(Ca2+)である。

 

陽イオン交換樹脂には、
正電荷の大きいものほど強く結合する。
選択肢のイオンの電荷は下記の通り。

 

1の塩化物イオン(Cl-)は1価の負電荷
2のカルシウムイオン(Ca2+)は2価の正電荷
3のグリシンの双性イオンの電荷は±0
4の硫酸イオン(SO4 2-)は2価の負電荷
5のナトリウムイオン(Na+)は1価の正電荷

 

選択肢の中で最も正電荷の大きいのはカルシウムイオン(Ca2+)なので、
強酸性陽イオン交換樹脂に最も強く結合するイオンは、
カルシウムイオン(Ca2+)である。

 

イオン交換基については下記のリンク先を参照
陽イオン交換基・陰イオン交換基とは 98回問4

 

 

★ 他サイトさんの解説リンク
104回問4(e-RECさん)

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