89回薬剤師国家試験問28 保持時間が同じ場合の分離度
89回薬剤師国家試験 問28
液体クロマトグラフ法に関する記述のうち、正しいものはどれか。
1 同一の分離条件で、二つの化合物の保持時間が同じ場合、両者の分離係数は0である。
2 同一の分離条件で、二つの化合物の保持時間が同じ場合、両者の分離度は1である。
3 二つのピークをほぼ完全に分離させるには、両者の分離度は1.5以上必要である。
4 テーリングしたピークのシンメトリー係数は、1より小さい。
5 リーディングしたピークのシンメトリー係数は、1より大きい。
89回薬剤師国家試験 問28 解答解説
◆ 1について
1 × 同一の分離条件で、二つの化合物の保持時間が同じ場合、両者の分離係数は0である。
→ 〇 同一の分離条件で、二つの化合物の保持時間が同じ場合、両者の分離係数は1である。
詳細は下記のリンク先を参照
保持時間が同じ場合の分離係数 89回問28の1
◆ 2,3について
2 × 同一の分離条件で、二つの化合物の保持時間が同じ場合、両者の分離度は1である。
→ 〇 同一の分離条件で、二つの化合物の保持時間が同じ場合、両者の分離度は0である。
3 〇 二つのピークをほぼ完全に分離させるには、両者の分離度は1.5以上必要である。
詳細は下記のリンク先を参照
保持時間が同じ場合の分離度 89回問28の2,3
◆ 4,5について
4 × テーリングしたピークのシンメトリー係数は、1より小さい。
→ 〇 テーリングしたピークのシンメトリー係数は、1より大きい。
5 × リーディングしたピークのシンメトリー係数は、1より大きい。
→ 〇 リーディングしたピークのシンメトリー係数は、1より小さい。
詳細は下記のリンク先を参照
シンメトリー係数とテーリング,リーディング 89回問28の4,5