ジアステレオマー誘導体化法によって、鏡像異性体を光学不活性なカラムで分離 104回薬剤師国家試験問94の5
104回薬剤師国家試験 問94の5
液体クロマトグラフィーにおける誘導体化に関する記述の正誤を判定してみよう。
5 ジアステレオマー誘導体化法によって、鏡像異性体を光学不活性なカラムで分離することができる。
104回薬剤師国家試験 問94の5
5 〇 ジアステレオマー誘導体化法によって、鏡像異性体を光学不活性なカラムで分離することができる。
ジアステレオマー誘導体化法は、
分析対象のエナンチオマーに対して光学活性物質を反応させてジアステレオマーとし(ジアステレオマー誘導体化)、通常の分配クロマトグラフィーでエナンチオマーを分離する手法である
互いにエナンチオマーな物質は物理的・化学的性質が同じだが、
互いにジアステレオマーな物質は物理的・化学的性質が異なるため、
ジアステレオマー誘導体化法では通常の分配クロマトグラフィーでエナンチオマーの分離が可能となる(ジアステレオマーに誘導体化することでエナンチオマーを光学不活性なカラムで分離可能となる)。