ヒドロコルチゾンコハク酸エステルの内標準法による定量 106回薬剤師国家試験問94

106回薬剤師国家試験 問94の2
日本薬局方において、ヒドロコルチゾンコハク酸エステルの定量法は以下のように規定されている(一部省略)。
この定量法に関する下記の記述の正誤を判定してみよう。

 

ヒドロコルチゾンコハク酸エステルの内標準法による定量 106回問94の2

 

2 アに入るのは、MS ×QT /QS である。

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106回薬剤師国家試験 問94 解答解説

 

2 〇 アに入るのは、MS ×QT /QS である。

 

ヒドロコルチゾンコハク酸エステルの内標準法による定量 106回問94の2

 

試料溶液と標準溶液のヒドロコルチゾンコハク酸エステルの濃度の比=
試料溶液と標準溶液のピーク面積比の比
より立式する。

 

問題文中に
「本品及びヒドロコルチゾンコハク酸エステル標準品を乾燥し、その約50mgずつを精密に量り、
それぞれをメタノールに溶かし、正確に50mLとする。
この液5mLずつを正確に量り、それぞれに内標準溶液5mLを正確に加えた後、メタノールを加えて50mL とし、試料溶液及び標準溶液とする」
とある。
採取した試料中のヒドロコルチゾンコハク酸エステルの含量(mg)をMTとおくと、
試料溶液のヒドロコルチゾンコハク酸エステル濃度は次式で表される。

 

ヒドロコルチゾンコハク酸エステルの内標準法による定量 106回問94の2

 

次に、ヒドロコルチゾンコハク酸エステル標準品の秤取量 (mg)をMsとおくと、
標準溶液のヒドロコルチゾンコハク酸エステル濃度は次式で表される。

 

ヒドロコルチゾンコハク酸エステルの内標準法による定量 106回問94の2

 

試料溶液と標準溶液のヒドロコルチゾンコハク酸エステルの濃度の比=
試料溶液と標準溶液の内標準物質のピーク面積に対するヒドロコルチゾンコハク酸エステルのピーク面積の比
より、

 

ヒドロコルチゾンコハク酸エステルの内標準法による定量 106回問94の2

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