ニンヒドリンによる誘導体化はポストカラム・プレカラム? 104回薬剤師国家試験問94の2
104回薬剤師国家試験 問94の2
液体クロマトグラフィーでの誘導体化に関する記述の正誤を判定してみよう。
2 ニンヒドリンを反応試薬として用いるプレカラム誘導体化法によって、アミノ酸を一斉分析することが可能である。
104回薬剤師国家試験 問94の2 解答解説
2 × ニンヒドリンを反応試薬として用いるプレカラム誘導体化法によって、アミノ酸を一斉分析することが可能である。
ニンヒドリンを誘導体化試薬として用いる場合は、ポストカラムでしか用いられない。
αアミノ酸にニンヒドリンを反応させると、
アミノ酸は一様にルーエマン紫という物質に変化する(2級アミンは別の物質に変化する)。
そのため、アミノ酸のニンヒドリンによる誘導体化をプレカラムで行うと、カラムでの分離ができなくなってしまう。
したがって、ニンヒドリンによる誘導体化はポストカラムで行う。